今、自分がもし酒を口にしたらどうなるのだろうか?
この、大いなる恐怖が、私の心に横たわっていることは確かだ。
安定しているとか、酒なんぞ眼中に無いとか、もう酒なんぞ飲むことはないとか、書くことが多いのだが、再飲酒のシミュレーションは怠らない。
自分の飲酒に問題を感じ、それを解決するために断酒したわけで、再度飲んだら元の木阿弥であることは十分に分かっているわけだ。
が、人間は弱い生き物である。再飲酒に都合の良い理由を見つけたり、或いは、ふとしたことでたまたま口に入ってしまったアルコールがきっかけで、飲んでしまうこともある。
たまにコメントやメールで、
「スリップしてしまい、また断酒してます。今、x日目になりました。」
と、状況を教えて下さる方がいる。
私にとっては、そのような方のスリップから再断酒に至る切実な告白が、とてもとても貴重である。
他の方の経験を聞くと、自分が再飲酒したらどうなるか、良く分かる。
酒なんぞ眼中に無い私でも、身体はアルコールをしっかりと覚えており、何かのきっかけで酒がひと口でも身体に入れば、その後の自分の行動は、分からない。大量飲酒への暴走が始まる可能性がかなり高い。
きっと、かつての飲酒時代を上回るような飲みっぷりを示し、自分もそうだが、家族でさえ私の暴走を止めることは出来ないだろう。
聞いたところによると、断酒していた期間が長いほど、その飲まなかった期間を埋めようとするほどに、大量に飲むことがあるそうだ。
酒を断ってからある期間が経過し、楽になっている方、安定している方。今飲んだらどうなる?の恐怖のシミュレーションは、常日頃からしておくのが良いと思う。
そう言った意味で、私は、高々6年近くの断酒が継続しているくらいでは、全然安心はしていない。
断酒した頃よりも加齢が進み、内臓は老化しているはずだ。酒を断って肝臓は元気になっているので、再飲酒したらきっと暫くは大いに飲めることだろう。だが、毎日の過度な飲酒で、心身共に蝕まれ、家族に見放され、住むところも仕事も無くなり、待っているのは、野垂れ死にか。
あな恐ろしや!
こうして、自分の「飲んだらどうなる?」のシミュレーションは、いつも悲惨な結末を示すのである。
あなたも、自分の「飲んだらどうなる?」をシミュレーションして、その恐怖をとくと味わってみてほしい。
きっと、断酒の良さを再確認し、飲酒の危険性を再認識することだろう。
飲んだらどうなる? ⇒ 飲んだらこうなる!(恐怖のシミュレーション結果)
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