東京では一昨日、桜の開花宣言が成された。
今日は寒の戻りで急に冷え込んでしまったが、もう春なので、次第に暖かくなって行くことだろう。
桜の花に誘われて?いやいや、飲む理由なれば、何でもいいのだが、出て来る出て来る、飲んべー共が、丸で夏の夜の街灯に集まる虫のように・・・
『桜咲き ぞろめき出づる 酒のキ印』
今日のタイトルは、俳句で詠んでみた。
(今ごろ気付いたが、最後の五音が思いっ切り字余りだ・・・ニャハハ(*^▽^*))
わが国ではどういうわけか、桜の木の下で酒を飲みながら、乱痴気騒ぎを繰り広げるのが習わしになっている。
静かに咲いた桜を眺めておれば良いものを、わざわざ木の下にゴザやらシートやらを敷いて、飲食物を持ち込み、あまつさえ花などそっちのけで、酒を飲み、騒ぐ。
私は飲んだくれ時代から、大勢が集まったり、お祭り騒ぎのような所での飲み会は嫌いだったので、花見酒をしたことが殆どないのだが。
以前、花見のシーズンの朝の公園を見たことがあるけれど、何とも酷いものだった。花見をするために、シートを広げて何時間も前から場所取りなどの準備をするくせに、終わった後はそのままなのである。
人間酔ってしまえば、後のことなど何も考えやしない。アルコールに麻酔された脳は、キ印になってしまうのである。
私は咲き誇る桜を見るのが好きだ。朝の桜の姿が一番良い。静寂の中で、咲き誇る桜を見ると、胸が一杯になる。
さすがに、朝から桜の木の下で酒盛りをしている人はいない。酔っぱらい共は夜桜の下に出現する。
アルコールにより、理性がぶっ飛ぶと、屋外と言うこともあり、とんでもない行動に出てしまうことも多々あるだろう。
弁護士事務所のサイトで、花見で逮捕されちゃうこともあるよ!との親切な情報を見つけた。
屋外での飲み会は、開放的でついつい気が大きくなって、飲み過ぎてやらかしてしまう人も多いだろう。
確か、桜の木の下にいたはずなのに、気付いて見たら、交番で取り調べを受けていた、とか、留置所に拘留されていたとか・・・
自分が傷ついただけなら、自業自得なので、諦めもつくが、器物を損壊したり、他人を傷つけたり、あまつさえ誰かの命を奪ってしまったなら・・・
酔いが進行し、泥酔状態になると、もはやその人の脳は、アルコールに完全に支配され、つまり麻酔されているので、善悪の判断など出来ない。
『始まりは 花見なれども 醒めたれば 他人を傷つけ 留置場なり』
(はじまりは はないなれども さめたれば ひとをきずつけ りゅうちじょうなり)
なんてことにならぬよう、花見は素面でネ!
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