いやいや、びっくらこいた。
何がって?
あの世界的な某清涼飲料水メーカーが、酒を売り出すとの報道に接して。
その缶飲料の外観は、丸でフルーツジュースそのものである。
(もちろん「酒」と書いてあるけれどネ!)
ジュース類と酒類と、どちらも製造・販売しているメーカーは他にもあるのだが、このメーカーはこれまで酒類はノータッチだったので、驚いたなぁ。
尤も、私は全く知らなかったのだが、昨年の5月から、地域限定で先行販売されていたようだ。
飲んだくれ時代の私は、酎ハイの350缶が、同じ容量のジュース類より安く売られていたことから、かみさんに、
「オレの酒のほうが、ジュースより安いんだぜ!」
と嘯いては、プシュッとプルタブを開けては飲んでいたものだったが。
アル中にとって、炭酸入りのアルコール飲料(ビール、酎ハイ、その他)は、ある意味ジュースのようなものであり、毎日気軽に飲んでしまうところが恐ろしい。
「酒はジュースじゃないよ!」
飲んだくれている人に、そんなこと言ったって、全くの無意味である。
「ばっかやろう!オレはジュースなんて子供だましの飲み物は飲まねーんだよ!」
ところがだ。そんなことを言っていた、飲んだくれのオヤジが、断酒して6年も経つと、どんなジュースでも酒より美味いと感じる😂
断酒初期の頃は、好んで炭酸飲料を飲んでいたが、段々と、野菜ジュースや、牛乳やら豆乳やらも飲むようになり、最近では、浄水器の水が一番の好物になった。
何にしても、アルコールが入っていない飲料は、どれだけ飲んでも(・・・その前に、そんなに大量に飲めやしないが)、酔うことがないので、安心だ。
そう、酒はジュースではない。
歴とした、アルコール入りの《薬物・毒物・麻薬飲料》である。
酒は、単なる嗜好品ではないのだ。
どこにでも当たり前に売っていて、気軽に買って飲めるからって、酒を甘く見たらいけない。酒ほど人の一生を狂わす魔性の飲み物は他にないのだ。
今まで酒が原因で、この地球上の何億人が死んだのか。中には、自業自得の死を迎えた人もいるし、他人を殺傷してしまった人もいる。
この事実は、酒の正体を知った人には当たり前の恐怖であるが、お気楽に気軽にゴクゴクと、酒をジュースのように飲んでいる人には、全くの他人事なのだ。
聞くところによれば、タバコのパッケージに印刷される健康被害の警告メッセーの表示面積が、50%になるそうだ。
酒(アルコール)の害、つまり酒害は、タバコ以上に健康被害、社会的損失が大きい。
なので、酒のパッケージの70%くらいの面積に、はっきりと酒害について印刷してもらいたいものだ。
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