今日、こんなニュースが目に付いた。
「一箱500円時代に突入、それでも喫煙派がタバコをやめない理由とは?」
これ、酒の値段が上がった時にも、同じようにニュースになるのかな?
「缶ビール1本1000円時代に突入、それでも飲酒派が酒をやめない理由とは?」
タバコにしても酒にしても、このニュースの文言の偽りに気付かれた方は、依存症のことを知っている。
そう、やめないんじゃない、やめられないのだ。
「やめない理由」と書くと、あたかも、やめることもやめないことも、習慣的な喫煙者や飲酒者が、自由自在にコントロール出来るみたいだ。
本当のところは「やめられない理由」なのだ。
タバコや酒を常習的に摂取している場合。タバコにしても、酒にしても、依存症と名の付く立派な病気に罹っているわけなので、自分でやめることを決断し、実行し、それを継続することは、至難の業なのである。
いつも書いている、私が考えた簡易アル中測定法だが、これ、タバコにも使える。それぞれ、タバコも酒も同じだが、一応書いてみる。
◎ニコチン依存症簡易測定
⇒丸3日間、苦しまずに、喫煙しないでいられるか。
◎アル中簡易測定
⇒丸3日間、苦しまずに、飲酒しないでいられるか。
私は、かつてニコチン依存症であり、アルコール依存症であった。そして今でも、アルコール依存症であることは間違いないが、ニコチン依存症ではないと断言できる。
何故なら、(絶対にあり得ないことだが)仮に今1本のタバコを吸ってみるとする。(想像するだけでも、拷問のように苦しい!咳き込んでしまうくらいだ!)これが連続喫煙につながるだろうか?どう考えても、ない。
だが、酒に関しては、もし仮に今コップ1杯の酒(種類は何でも)を飲んでみるとする。これは、確実に連続飲酒につながる。
同じ依存症なのだが、タバコに於けるニコチン依存は消えているのに、酒に於けるアルコール依存は、消えずにしっかりと残っているわけだ。脳に形成されたニコチン快楽回路とアルコール快楽回路の、何らかの違いによるものなのか。
タバコは、喫煙者の吐き出す煙だけでなく、その先端から立ち昇る副流煙も、全てひっくるめて、臭過ぎるけれど、酒の飲み過ぎほどには致命傷にならない。
以前、酒もタバコもバリバリ依存していた頃、どちらかをやめるとしたら、タバコだと決めていた。つまり、残すのは、酒のほうで、これは一生飲む積もりだった。それだけ、快楽(依存)の度合いが強かったわけだ。
結果的に私は両方とも断ったけれど、もし今酒とタバコと、両方やっている人がいて、どちらか一方をやめようとしているなら、断つことを断然勧めるのは、もちろん酒である!
タバコで人生を棒に振った人は極少ないが、酒で人生を棒に振った人は星の数ほどいる。
酒は、過去に汚点を残し、現在を破壊し、未来を侵食する。
※追記(2018/10/19):大麻について、Rさんからはカナダでの解禁のこと、くみこさんからは、私がどう考えているか、のコメントがあったので、参考までに過去記事を貼ってみる。私は、大麻に関しては、寛大!酒よりナンボかええでしょう。私自身は、試そうとも思わないけれど!
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