相変わらず、世の中、飲んだくれ天国の様相を呈している。
酒が原因のトラブル、事件、事故が毎日起きている。一体一日の内に何人が酒に傷つけられ、酒で人を傷つけているのか。
酒を飲む人が減っているのか、増えているのか、増減なしなのか、良く分からない。
色んな調査機関が出す統計を見ると、減っているようではあるが、しかし、自分の周囲を見渡すと、相変わらずの飲んべー天国である。
私の知人友人で、断酒した人はひとりもいない。
(ひとりだけ、私より8つほど年上の知人が、今は酒を飲んでいないけれど、元々その人は、そんなに酒を飲む人でもなかったので、断酒とは言えるのかどうか、分からない。)
そんな中で、酒をやめたいと思いつつやめられない人や、酒を断ったはいいが、苦しい人から、早朝や深夜にメールをもらうことがある。
辛さや苦しみは人それぞれだが、本人が一番悩み苦しんでいることは同じある。
文面から、ひしひしとその思いが伝わって来る。
断酒は飲酒者本人が自分の意志で行うものなので、私にはどうすることも出来ない。が、励ます事だけは出来る。
それと、とても大切なことなのだが、飲んだくれが酒を断ったとき、喜ぶのは誰かをよくよく考えて見ることだ。
例えば、こんな記事を昨年書いた。
これを読んで下さっているあなたが、今、酒を断って間もないと仮定して、書き進めてみる。
あなたは、これまで好き勝手に飲んでいた酒を断って、今、苦しい。酒を飲んでいた頃は、自分の周囲人の迷惑を考えたことなど、もちろんないに違いない。
自分が酒を飲んで酔っ払っていた時、そのことが原因で苦しんでいた人がいたことを、いつも思い起こす必要がある。
自分の酒が原因で苦しんでいた人の苦しみは、その原因となる自分の飲酒が取り除かれることによって、喜びへと変わるのだ。
あなたが酒を断ったことを、心の底から喜んでくれる人がいることを、いつも心に留めておこう。繰り返しになるけれど、あなたが苦しんでいる時、あなたが酒をやめたことを喜んでいる人がいることを、考えてみてほしい。
つまり、あなたの断酒の苦しみは、それまであなたの飲酒に苦しめられたり、迷惑を被ったりして来た人にとっては、この上もない朗報なのだ。
あなたの断酒の苦しみには、他の人を喜ばしめる、千金の価値がある。このことが理解出来れば、断酒にますます励む気になるはず。
私の場合、喜んだのは、家族。妻子であった。それまで毎晩、大酒を飲んで、迷惑を掛け放題だった父親が、酒を断って、苦しむ姿を見て、どう感じたのだろうか。
妻も子も、率直な感想として、絶対に私の断酒が続くわけはないと思っていたそうだ。酒を飲まないでいるなら、そのことを応援しようとしてくれていたとのこと。
父親が酒を飲まない日常が、少しでも長く続きますように!
こんな風に、あなたの断酒を真剣に喜び、励ましてくれる家族や同居人がいたら、感謝し、断酒に励もう!
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