昨日も書いたが、実に不思議な事に、あれほど激しかった飲酒欲求が、断酒104日目の昨日から、ピタリと収まっている。どういうことなのか分からないが、嬉しいことではある。
ただ、これは昨日・今日だけのことかもしれない。明日から又、とんでもない飲酒欲求に悩むのかもしれない。明日の夜は、どうなっているのだろう。
ふと、飲酒欲求からほぼ解放されたような感じがしたとき、どういうわけか、昔、子供が赤ちゃんだったころ、ずっと飲んでいたおっぱいをやめたときの光景が浮かんだ。子供のおっぱいとおやじの酒、全然関係ないのになー。
断乳・卒乳・離乳についてgooベビーに以下のことが書いてある。おっぱいを酒、ミルクをアルコール、乳を酒、ママを家族、赤ちゃんをおやじ、に置き換えて読むと、何だか私のことのようで、苦笑する。
☆置換バージョン
『酒やアルコールとサヨナラすることを断酒、あるいは卒酒といいます。断酒という言葉はどちらかというと「家族の側から終わりにする」ニュアンス、卒酒は「おやじから離れてくれるのを待とう」というニュアンスで使い分けることがほとんどです。』
今まで、母乳やミルクだったのを、離乳食に切り替えていく。私も、二人の子の親なので、その過程は、つぶさに見守ってきた。
子供が「断乳」「卒乳」「離乳」なら、おやじは「断酒」「卒酒」「離酒」だ。冗談ではなく、長年飲み続けてきたのならば、ある時期で、これは必要な儀式なのではないかと思う。死ぬまで飲み続ける覚悟であれば、この限りではないが。
赤ちゃんの離乳に当てはめると、「断酒」は半ば強制的だが、「卒酒」は、もう酒に飽きたのでいらない、という感じになるのかな。このニュアンスだと、私には「卒酒」はあり得ない。酒には飽きないから。と、思っていたのだが、昨日・今日の心境だと、「卒酒」のような感じがする。
赤ちゃんがおっぱいを飲む期間は、精々1年から1年半くらいだろう。それに比べたら(比べる意味もないが)、私の飲酒期間は長すぎた。
以上、赤ちゃんから学ぶ、おやじの卒酒・断酒であった。
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