まだ11月に入ったばかりだと言うのに、クリスマスの音楽がどこからか流れてきたり、忘年会の話が舞い込んで来たり・・・
世の中の人々は、年末へ向けて、ひた走っているようだ。私は、一緒に走らないよ(笑)ゆっくりのんびり自分のペースで歩く。
正直な話、昨年は、断酒してから迎える初めての年末と言う事で、ちょっぴり切なく、淋しかった。気温が下がり、北風の吹く頃になると、揺れる赤提灯が何とも暖かそうで、ついついふらっと吸い込まれそうな気がしたものだ。
今年は、それらの光景を見ても、何ともないなあ。自宅でのんびりと過ごすのが一番自分には合っている。人間変われば変わるものだ。時間はかかるけれど、自分で自分を変えると言う事が一番大事。
これから、大晦日に向かって、否が応でも酒の席が増える。当たり前に飲む人の中に混じって、シラフで丁々発止と渡り合う自分を想像してみよう。中々頼もしいではないか。飲まずにいられるだろうか、とか心配していないで、メモ帳を持って臨み、酔っ払いの生態研究でもする積もりで、どうだろうか。
目星をつけた近くの何人かののんべーの名を紙に書き、その横に酒の種類を書き、ひたすら「正」の字で、誰が何を何杯飲んだか調査するとかどうだろう。翌日、EXCELで表形式にしてのんべー諸氏にプレゼントしてあげるとかネ(笑)
実にバカバカしくて下らない世界が目の前に展開される。かつては自分もあちらの世界にいたわけであるが、今はこちらの、シラフの世界に居住しており、全くの別人と言うわけだ。
この辺りが、実に愉快でたまらない。
全然話は変わるが、酒を断ってから今日で600日と言う区切りの日を迎えた。3日、3週間、30日、3ヶ月という3の倍数の単位も良いと思うが、私の場合は、100日単位の区切りで、自分の変化が良く分かる。
600日目も実に感慨深いものを感ずる。更に酒への思念が薄まり、浅くなった。どのくらい薄く浅くなったのかというと、断酒直後は国語辞典くらいの厚みがあったのが、今や、例えるなら、金箔くらいの薄さかもしれない。もう、ミクロンの世界だ。
ここで、テツさんがコメントで入れて下さった歌を、戒めの為に...
『底を付く それから後は 昇るだけ 油断しないで 不飲酒実行』
油断してはいかん!これだけは、肝に銘じて生活している。
私も、歌をひとつ。
『木枯らしで 冷えた身体を 温める 一杯の白湯 我は味わう』
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