魔性の飲み物、酒。囚われてしまった人、数知れず。
酒がこの世に出現してから、これまでの歴史で、飲んで幸せになった人と不幸のどん底に落ちた人と、天秤に掛けたらどちらが重いのだろうか。
「やめる気なんて、サラサラないよ」とか、「やめたいけど、やめられない」とか、「やめていたけど、また飲んじゃった」方は、酒の関連業界(メーカー、販売店、飲み屋)から見れば、リピーターつまり固定客として重要な存在である。
オレは(ワタシは)やめる気なんてサラサラないよ!と言う方は、そのまま飲み続けて一生を終えて頂くとして、もし少しでも酒をやめたいという気持ちのある方は、一緒に酒をやめて、爽やかな断酒生活は如何でしょうか。
ただ、一筋縄で行かないのが、常習的に飲んでいた酒をぷっつり断つこと。
これまで、ブログで実に様々な酒の害や、酒を断ってからの苦しみ、代用に飲んでいたモノの紹介、読んだ本など、書いて来た。
(このブログ、書き始めは兎に角自分の飲酒欲求との闘いがメインだったので、その日の思いを書き連ねただけで、せっかくカテゴリーがあるのに、記事の分類がされていない。時間が出来たら、カテゴリー分けしたいと思っている。)
今日は断酒の原点に戻って、いきなり酒を断った頃に、苦しみつつ見つけた私の目標を書いてみたい。
何度も書いているけれど、飲まないと決めた酒ならば、酒そのものを大嫌いになれば、精神的にとても楽になるのではないか、と思い、酒の害悪を綿々と書き連ねて来た。
この、酒を嫌うやり方は、酒を一滴も飲まない(飲めない)かみさんの一言がヒントになった。
こちらが飲酒欲求との格闘で苦しんでいる時に、間近にいて、酒なんぞとは無縁の涼しい顔で、楽しそうに生きているかみさんに聞いてみたことがあった。
のみすけ:「あのさ、あなたにとって酒って、どういう存在なの?」
かみさん:「酒はマズイし酔うからいらない!」
この、かみさんの、酒に対する実にあっさりした回答を、今日のタイトルにしてみた。
「酒はマズイし酔うからいらない!」
(なるほどねぇ~。こういう気持ちになれば、飲みたいなんて思わなくなるんだな...)
そこから、私の、酒を大嫌いになる作戦が始まった。
先ず、酒はうまくない、マズイと言うこと。夏の暑い日の、または風呂上がりの、あのビールの喉越しも、錯覚なのだ(と言い聞かせ、炭酸を飲む)。寒い日の熱燗が喉に沁みるのも、錯覚なのだ(と言い聞かせ、白湯を飲む)。
それから、酒はアルコールで酔うから、良くないと言う事。酒を飲んで酔うことが、飲むことの主目的のわけだが、アルコールが体内に入って酔うとは、一体どういう事なのか、身体に良いのか悪いのか。
この2点(酒はマズイ、酔いたくない)を、徹底的に調べて、自分に納得させるよう努力した。
これまで連綿と書いて来たブログには、今自分が読んでも、なるほど!と思うことが書かれている。(何しろ加齢で記憶力が衰えているので(笑))
飲みたくなったり、人に酒を勧められたりしたら、大きな声できっぱりと、
「酒はマズイし酔うからいらない!」
と叫んでみよう。
因みに、昨年(2014年)2月27日に書いた
『酒はマ・ズ・イ(断酒350日目) 』(←リンクしてます!)
でも、今日の記事に関連することに触れているが、今読み返してみたら、この頃はまだ強がりとやせ我慢が入っているなぁ、と感じた。
更に1年が経過して、私の酒への嫌悪は、ますますパワーアップしたようだ。嬉しいことだ。
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