前にも何度か書いたことがあるけれど、またまた、酒と薬の話をば...
最近ジムで知り合った、私より10歳くらい年上の、元気なおじいちゃんがいる。孫を連れて来て、一緒にボクシングをやっている。
あー、理想的な老後だな、と、いつも微笑ましい光景を眺めていた。昨日、ちょっと話す機会があった。以下、元気なおじいちゃん(G)と、のみすけ(の)の会話。
の:「いつもお元気そうですね。」
G:「ええ、お陰様で。」とニッコリ笑顔。
の:「どこか、持病とかお持ちでないんですか?」
G:「持病と言えば、高血圧かなー。薬で下げてますよ。」
の:「へー。ところで、Gさんは、お酒飲むんですか?」
G:「ええ、飲みますよ。」
の:「でも、量はそんなに飲まないんですよね?」
G:「いやいや、ついつい、度を越して、この年でも毎日結構飲んじゃってます。」
の:「えー、そうなんですか!?」
G:「身体に良くないんですよねー、飲み過ぎは。」
の:「私も高血圧気味だったんですけど、酒やめたら数週間で正常値に下がりましたよ。」
G:「のみすけさん、酒やめたんですか!」 と、驚きの顔。
酒を断てば必ず血圧が正常化するか、と言われれば、私を含め何人かの断酒経験者は、確かに下がったが、全ての人がそうなるとは、言えない。しかし、もし高血圧気味の飲酒者なら、酒を断って血圧がどうなるか試してみる価値は十分にあると思う。
もしも下がれば儲けもの!下がらなくたって、断酒出来たら儲けもの!でしょ。
だって、下がれば、酒と薬両方要らなくなって、更に身体も健康になるわけだし。下がらなくたって、断酒出来れば、もう酒とは縁が切れて良いことばかりなんだから...これを儲けものと言わず、何とする(笑)やってみないと分からないけれど、ネ!
私が、Gさんとの会話で感じたのは、平均的な日本ののんべーの感覚だ。飲酒と健康と病気を切り離して考えている。私の経験では、実はこの3つ(飲酒と健康と病気)は、切っても切り離せぬ関係にあると思っている。
ここで、タイトルに絡めた短歌をひとつ。
『酒を飲み 薬も飲めば 喜びの 医療製薬 酒の業界』
(さけをのみ くすりものめば よろこびの いりょうせいやく さけのぎょうかい)
これの解説は蛇足になるが、一応・・・大酒を飲んであっちこっち身体が傷んでくると、何かしらの病気が発症する。でも、酒はやめない。酒は飲み屋で飲むか、買ってきて家で飲む。病気になれば、医者へ行く。医師は病状だけ見て、対症療法の薬を出す。その薬は、製薬メーカーが作っている。
おぉー!!!のんべー共が酒を飲み続けるだけで、病院、製薬メーカー、酒造メーカー、酒を売る店、関連業界は儲かるわけですな!グルグル回る、飲酒経済!
ここに気付くと、酒を飲むのがバカバカしくなり、飲んでいる人を見ても、何だか気の毒になってしまう。
いーちぬーけたっ!
さあ、あなたも、このグルグル回る飲酒経済から、一抜けようよ!
さてさて、ブログ読者のNoSakeSince20131225さんから、とても綺麗なアゲハ蝶の写真が届いたので、メール本文と共に、ご紹介。その後に、アルコリコさんと私の短歌を!
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件名:「夏の訪れ」
本文:「のみすけさん
家の近くを歩いていると、アゲハ蝶がランチしてる場に遭遇。思わずiPhoneでパチリ、夏の訪れを感じました。のんべー時代は立ち止まることなどなく、その前に視線に入らなかった、遭遇しなかったと思います(笑)」
短歌。
☆アルコリコさん作の二首。
「いくつもの 非人間的 事件には 見え隠れする あいつの影が」
「日々上る 断酒階段 もう一歩 霧が晴れたら 射し込む光」
☆yama627さんへ、のみすけより送る一首。
「断酒には 意志力無縁 本人の やめたい気持ち 一番大事」
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