今、世間を賑わせている薬物依存のニュースを、酒を飲みながら、「バカだねぇ~」なんて見ている人も、大勢いるだろう。
アルコールの迷いから覚醒した私から見ると、それは、文字通り、目糞鼻糞を笑う光景に過ぎない。
因みに、「目糞鼻糞を笑う」とは、goo辞書によれば、
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目糞(めくそ)鼻糞(はなくそ)を笑う
汚い目やにが、鼻くそを汚いと言って笑う。
自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑うたとえ。
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合法(酒)か、非合法(覚醒剤その他)かの違いがあるだけで、アルコールも依存性薬物のひとつであることに変わりはない。
それを証拠に、立派に(!?)アルコール依存症と言う病のカテゴリーがあるではないか。
厚生労働省のサイト、「みんなのメンタルヘルス」では、アルコール依存症と薬物依存症を分けて紹介している。因みに、そこに書いてある薬物依存症の説明は...
「薬物依存症とは、大麻や麻薬、シンナーなどの薬物をくりかえし使いたい、あるいは使っていないと不快になるため使い続ける、やめようと思ってもやめられないという状態です。こうなると日常生活に支障が出てもやめられない、また薬物を手に入れるためになりふりかまわなくなるといったことが出てきます。」
この文章をちょっと変えて、「薬物依存症とは、アルコールをくりかえし飲みたい、あるいは飲んでいないと不快になるために飲み続ける、やめようと思ってもやめられないという状態です。こうなると日常生活に支障が出てもやめられない、またアルコールを手に入れるためになりふりかまわなくなるといったことが出て来ます。」としても、そのまま意味が通じる。
「みんなのメンタルヘルス」の薬物依存症では、更に続けて、次のように書いてある。
「欲しいという欲求が我慢できなくなる精神的依存、クスリがなくなると不快な離脱症状が出る身体的依存があります。また、体がクスリに慣れてくるため、同じ効果を感じるためにクスリの量が増えてしまいます。
一度だけのつもりでも、気がつくと薬物依存症になってしまうことがあります。また一度やめても、また手を出してしまうこともあります。ですから、クスリをやめた後も、二度とやらないという強い気持ちが必要です。」
この文章の、「クスリ」を「アルコール」に替えるだけで、そのまま意味が通じる。
酒をやめられないのも、アルコールと言う立派な薬物の依存症になってしまっているからである。
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