酒を断ってからの心境には、段階があって、これまでにも色々書いて来た。
先ずは、苦しい。中にはそうでもない人もいるようだが、十中八九は苦しい。何が苦しいかと言えば、飲みたいのに飲めないのが苦しい。
取り組み方、やり方、考え方などはそれぞれ違うだろうが、時間の経過と共に、脳の中での酒の占める割合が徐々に減って来ることだけは、皆同じなのではないだろうか。
酒以外の好物、趣味などに目を向けることにより、脳はそれらの情報を積極的に受け入れ、一定の領域を確保し使う。イメージ的には、脳は飲まなくなった酒が占めていた領域を徐々に解放し、別の情報に書き換えてくれているような気がする。
ペンフィールドのホムンクルスをご存知だろうか。脳の各部位が、目や耳や鼻や舌や手足などの感覚器にどのように対応しているかを示す、脳に顔や手足がくっついたような妙な図。それと、手と顔が極端にでかくて、身体が小さい、へんな小人。
これは、有名なので、ネットで検索すればすぐに画像を見ることが出来る。カナダの脳外科医ペンフィールドが発見し、まとめたものだ。
この図を見て思ったのは、脳のどの部分か知らないが、飲んだくれ時代の酒が、脳のかなりの部分を占領していた事実。しかし、プッツリと断った日から、一気にではないが、徐々に脳内メモリの中の酒の部分が別のものに上書きされて、その領域が減って行く。
こんなことを思いついたのも、Twitterでフォローしているある方が、今日そのtweetの中で「アルコールメモリー」と言うフレーズを使っていたからである。
「アルコールメモリー」なるほどね~。
脳の中のアルコールメモリー。これは、要らないな~。
本当は、「削除」ボタンで、「ファイルをゴミ箱に移動しますか?」で「はい」と行きたいところだが、悲しいことに、アルコールメモリーは、縮小は可能だが、削除できない。
アルコール以外の楽しいことで、ギリギリまで書き換えて、アルコールメモリーの最小化を図ろう。
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