酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

検死から見たアル中(断酒3年86日目)

 私のような一般人には縁遠い本だが、図書館の新刊書のコーナーに置いてあり、先日借りてきた。

 

 『検死ハンドブック・改訂3版(東京慈恵会医科大学名誉教授・高津光洋著)』

 

 かなり詳しく書いてあるので、推理小説などを書く人の参考資料になるのかな。値段は、税抜き8500円なので、普通の本に比べたら、いい値段だ。

 

 さて、アルコール中毒は、「K.中毒死体」に分類されている。この中で、中毒とは、薬毒物の摂取や曝露による生体の機能障害で、これにより死亡した場合を中毒死と言う。

 

 主な薬毒物についての、推定致死量の表が載っているが、ガス、揮発性物質、睡眠薬・抗不安薬、医薬品・アルカロイド、農薬、金属、酸・アルカリ、ハロゲン、フグ毒、と大分類され、更にその中に属する毒物が列挙されている。

 

 因みに、エタノール、メタノールは、揮発性物質に属している。

 

 法医学的な重要性として、次のような記述がある。

 a)大量摂取による急性中毒死(イッキ飲み)

 b)酩酊による事故:高所からの墜転落、水中への転落、凍死、吐物吸引、交通事故死(飲酒運転、路上に寝てしまう)など。

 c)殺人や傷害致死事件の加害者や被害者になりやすい。

 d)アルコール依存症:身体的、精神的荒廃。

 e)医療事故と酩酊:酩酊のため診療が十分に行われない。

 f)胎児アルコール症候群

 

 死に直結するのは、a)とb)が多いのではないだろうか。

 

 酩酊の大よその目安として、空腹時に清酒1.8ℓを1時間半以内で飲むと死亡する、と書いてある。昔、清酒一升を3時間くらいで飲んだことがあったが、十分に死に瀕していたようだな・・・(=_=;)

 

 これまでに読んだ本ではあまり目にしたことがなかったが、アルコールの体内での分布について書いてある。含水量の多い臓器、組織にほぼ均等に分布するとのこと。

 

 よく分布する組織は、血液、せき髄液、尿、唾液、肝、脳など。

 ほとんど分布しない組織は、脂肪組織、骨、毛髪、爪、皮膚など。

 

 アルコールの検査には、心臓血と股静脈の両者を用いる。もし、血液が得られなかった場合は、胆汁で代用できるそうだ。血液が得られなかった場合の死に方って。。。

 

 私が酒を断っていなければ、飲んだくれたある日、恐らく真夜中に、事故に遭ったり、寒さの中で寝込んでしまったりして死んでしまい、翌朝夜明けに発見され、司法解剖されていたのかもしれない。

 

 もうひとつ、一番肝腎なのは、アルコールは、飲み過ぎて不審死をした場合の検死のときに、「中毒死体」に分類される飲み物だと言うことだ。

 

 この飲み物が当たり前に売られていることを、当たり前と思わないほうが良い。

 この飲み物を毎日大量に飲むのは、一体どういう行為なのだろうか、と考えてみる。

 

 

 

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