ネットに、こんなニュースが、出ていた。
痛風は、いろんな酒の中でも、ビールに多く含まれるプリン体が原因となると言われている。だが、調べて見ると、酒の中では、ビールがプリン体の含有量が多いと言うだけで、他の食品と比較してみると、ビールは寧ろ少ないのだそうだ。例えば、レバーとか干し椎茸とか煮干しなど、身体に良さそうなものの、プリン体の含有量は、ビールなど比較にならないほど多い。
どうも、ビールが良くないと言うのは、当たらずと雖も遠からずのような、そんなところらしい。
痛風については、約1年半前に、かなり詳しく調べて書いている。
2015/8/28
『アルコールと痛風腎(断酒2年167日目)』
様々な食品に含まれるプリン体が代謝されて、尿酸になる。何らかの原因で、血中の尿酸の濃度が高くなると、手足の末端で、結晶化して、激痛の元になる。
必ずしも、酒を痛飲したからと言って、痛風発作が起きて、病院へと通院することになるわけではないらしい。なので、タイトルの末尾は「!?」である。
断酒する遥か以前に、確か、大学の先生が書いた、
『ビールを飲んで痛風を治す!(角川新書/田代眞一著)』
と言う新書を読んだのを、思い出した。
断酒前は、酒が身体に良いと書かれた本を見つけては読んでいたような気がする。人間は、自分にとって都合の良い行動ばかりするものだな~。認知バイアスと言うらしい。
酒は身体に良いとか悪いとか、単純に割り切るのではなく、時間を掛けて調べて、その根拠について、きちんと理解しなければならない。
ビールを飲み過ぎると痛風になると言われていることも、世間でそう言われているからと、自分で調べもせずに頭から信じてしまうのも、良くない。例えば、焼酎にはプリン体が含まれていないので、それならばビールはやめて焼酎にしよう、と、短絡的に考えるかもしれない。
プリン体の含有率だけで飲む酒を変える人もいるようだが、アルコールの含有率で判定すれば、ビールの5%に比べ、焼酎は20~40%と、かなり高い。プリン体も身体に良くないだろうが、アルコールの方がもっと身体に良くない。
この点、酒を断ってしまった人には、酒のプリン体含有率など関係ないので、どうでも良い。アルコールの度数も、全く関係ない。
尤も、酒を断ったからと言って、痛風にはなるかもしれないわけで、それは、病気全般に言えることだ。深酒が原因となる病気からは、かなり離れることが出来たことは間違いないが。
今日は、たまたま見つけたネットニュースから、世間一般で言われていることは、鵜呑みにせず、先ずは自分で調べてみることが大切だと言うこと、これを書きたかった。
断酒も、誰かが連続飲酒は身体に悪いと言ってるからとか、アルコールは毒らしいからとか、人に聞いた話や、曖昧な情報で始めても、その土台がガタガタなので、長くは続かない。
自分で気付き、自分で調べ、自ら納得し、自ら工夫して継続する断酒こそ、基礎工事のしっかりした建物と同じで、グラつかない。
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