プラナリアさんからのコメントにあった言葉。
「断酒は、わたしにとって、リスクマネジメントの一部でもあるんですね。」(一部抜粋)
リスクマネジメントと似たような言葉で、危機管理がある。どう違うのか。
危機管理とは、既に起こってしまった災害や事故から受ける被害やダメージをなるべく少なくしようとすること。
これから先、起こるかもしれない危機に対して、予め備えておくのが、リスクマネジメント(リスク管理)。
人生には沢山のリスクが存在するが、予め確実に避けることのリスクもある。それは、アルコールに関するリスクだ。どんなに飲み方が上手であっても、酒そのものは毒であることに変わりはない。
アルコールが人間にもたらす災いには、身体が侵襲される数々の病気ばかりではなく、酔って起こす様々な事故がある。口から出る災いで人の心を傷つけたり、物理的に自分や他人の身体が傷ついてしまったり、究極は命が失われてしまったりする。アルコールが脳に作用したことによって、取り返しの付かない、後悔してもしきれない事件・事故が起こる。
酒を断つことによって、これらのリスクを予め管理出来る。不意に酔っぱらった他人から加えられる危害は予測出来ないけれども、自分が酒を飲み過ぎてこれらのことを起こしてしまうリスクは、確実に回避出来る。
陽気に飲んでいる内は、そんなこと、考えもしないだろうけれど、度を過ごし、いつの間にか過剰飲酒へと移行して・・・いつの間にか、病気あり、事件あり、事故あり、危険なことが何でもありの、酔っ払いになっている。
この断酒ブログを書く前の、飲んだくれ時代の私は、毎日、わざわざ酒を飲んで、リスキーな生活を送っていた。
自宅ならばまだしも、外での泥酔は、いつもかなりの危険性を伴っていた。無事に帰宅し、翌日、目覚めたとき、例え二日酔いであっても、ほっとしたことを思い出す。
酒を断つなら早いほうが良い。若いほうが良い。出来るならば、成人になったからと言って、最初から酒など飲まぬほうが良い。長い人生、酒による幸福よりも、リスクのほうが大きいからである。
人生のリスクマネジメントのひとつが、酒を飲まないだけで出来るのである。こんなにも簡単で手軽なリスクマネジメントならば、是非ともやったほうが良い。
断酒を、あらゆる面から検討してみると、これほど理に適った決断・実践は、中々無いことが分かる。断酒とは、身体に毒を入れることをやめること。病気からも、事故からも遠ざかること。
私のような飲みだしたら止まらない飲んだくれ人間にとっては、断酒は人生のリスクマネジメントである。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)