切り札とは、トランプで、他のどんな札よりも強い札。
そのことから、一般的には、とっておきの最も有力な手段。
以前、酒を切り札にしてはいけないことを書いた。
今日書きたいのは、どんなに飲んだくれて、酔いどれのどうしようもない人生を送っている人でも、それを根底から変えることの出来る切り札を持っていること。
その切り札とは《断酒》だ。
ずっと続けてこのブログを読んでいなくて、たまたまこの記事だけ目に飛び込んだ人は、ラッキーである。
「ナニ?!断酒が酔いどれの切り札だと!」
「フムフム」
「なるほどお!いいこと書いてるな!」
こんな風な気付きを得たなら、明日から酒をやめてみようかな、と思い、実際に行動に移せるかもしれない。
ブログとは面白いもので、私もそうだったけれど、書き手すらが書いたことを忘れてしまっているような過去の記事が、ふとしたきっかけで誰かの目に留まり、その人の人生を根底から変えることになることもあるのだ。
自分の書いた文章が、どなたかの人生を良い方向へと導くきっかけとなること。これが実現していることが分かった時、どこを切っても断酒のことばかり書いている金太郎飴ブログの価値を再認識したのだった。
飲んだくれ、酔いどれ、アル中・・・誰からも白眼視され、心が荒れ放題に荒れて、ますます生き辛くなってくると、更に酒量が増す。
酔いどれ人生に、野球で言うところの一発逆転の満塁ホームランがあるとしたら、それは《断酒》による他には考えられない。
但し、断酒さえすれば、その後全てバラ色に輝くのかと問われれば、決してそんなことは有り得ない!と、お答えしておく。
断酒後の人生をバラ色に変えるには、酒なしで過ごす日々の弛みない努力が必要であることは言を俟たない。そうしている内に、人生の色は、灰色からバラ色へと徐々に、ほんの少しずつ変わって行くことだろう。
でも、断酒直後、劇的に変わることもある。それは、それまで家の中のアル中に手を焼いて来た、家族の心情である。これは、私の経験から言えることだ。
断酒直後:(この人が本当に酒を断ったのかどうかは分からないけど、本人が断酒したって言うんだから、応援しよう!)
ひと月後:(本当にあれから飲んでないね。凄いな、あの飲んだくれの酔いどれが!でも、まだ信じられないな)
半年後:(そう言えば、あれから半年経つけど、本当にやめたみたい)
こんな感じで、家族の心情は変化して行く。
今、既に自分の酒に問題があることを分かっているなら、この切り札、いつまでも取っておかないで、すぐに使ってほしい。
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