全く酷い話だ。
何の関係もない人が、飲んだくれの酔っぱらい運転の車に轢かれ、左足切断の憂き目に遭った。
被害者は23歳の青年。
犯人の男は22歳で、その日会社の飲み会で、ビールなど15杯程度飲んだそうだ。そして車を運転し、事故を起こす。
これで、たったの懲役3年6か月。
犯人が塀の中に入って3年6か月過ごしたところで、被害者の失われた足は元に戻るわけでなし。このヨッパライ運転の加害者の所為で、被害者は人生をめちゃめちゃにされてしまった。
相変わらず報道では、飲酒運転で事故を起こした加害者のことのみ断罪している。
これがもし、酒で酔ったのではなくて、法で禁止されている薬物を摂取してラリった状態だったなら、その薬物の成分やら、入手経路やらに焦点を当てて、大々的に報道することだろう。
身体に入れることにより、精神状態が異常になり、危険な行動をすると言う点では、酒も薬物と全く同じである。
酒は、全く無規制の、野放しの、極めて危険な、合法的薬物である。法で許されているので、堂々と製造販売され、消費者も、カネさえ払えばどこでもいつでもどれだけ飲んでも良い。
このことがおかしいと感ずるのは、私のような断酒した人間だけだろう、きっと。
よくもあんなもの(酒=薬物)を、我が人生最大の友として、長年飲んでいたものだと、我ながら呆れ返ると同時に、断酒したことに対して、我ながら誇らしさを感ずる。
国が野放しにしている薬物(酒)を飲まない選択は出来るけれど、飲んで酔っ払った奴のしでかす犯罪から逃れることは出来ない。いつどこで酔っ払い犯罪者の被害に遭うか分かったものではない。
こんな危険な飲料(酒)が、日本全国で24時間簡単に入手できる。提供している店に入れば、何杯でも飲める。
恐ろしいことに、泥酔して己を失った状態でも、車の運転は出来てしまう。
酔っ払って車の運転席に座った時に「飲むなら乗るな、乗るなら飲むな」とかの交通標語を思い出す人なんていないだろう。
酔った状態では、自分は何でも出来る万能人間で、車の運転何てチョロイと確信しているのだ。
国が酒を規制することなど、考えられないし、少しでもそんな動きを見せれば、世の中の飲んだくれ共が黙っていないだろう。
私たちに出来るのは、自分では絶対にこんな薬物(酒)は飲まないことと、酔っ払いから距離を置くことぐらいか。
夜道を歩く時、急に酔っ払い運転の車が現れても、こればかりは避けようが無い。
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