厚生労働省の課長が、韓国の金浦空港で、酔ってやらかした。
恥ずかしいことに、その一部始終を写した動画が公開されており、誰でも見ることが出来る。
え?!知らないよ。どんな事件なの?と言う方は、ご自分で探してご覧になると良い。
暴れているだけでなく、何やら英語で暴言を吐いている。
「厚生労働省 課長 韓国 泥酔」をキーワードにググると、すぐに検索出来る。
この事件に関して、ネット上に様々な情報や分析がある。酒を飲んで泥酔してやらかした事件のわけだが、この課長本人のことを根掘り葉掘り調べて、飲んでやらかした人間がいけない論調の記事ばかりだ。
飲むと主成分のアルコールに脳を乗っ取られ、感情を支配され、操られてしまう、恐ろしい《酒》なる飲料に関しては、何も書かれていない。
最初は、ビールで喉を潤すくらいの積もりで飲み、気分が良くなって来て、更に追加で飲み、段々と酔っぱらって来て、歯止めが効かなくなり、泥酔するまで飲む。飲めてしまうのが、酒だ。
酒は、人の脳に入り込み、その理性を奪う。人間を人間たらしめている大脳を麻痺させる。
酒に酔って破廉恥な行動をしている人の脳には、もはや本人の人格は存在しない。アルコールに操られた、別人格が出現しているからである。
唐突だが、ここで、先日知ったエメラルドゴキブリバチとゴキブリの関係を思い出した。
エメラルドゴキブリバチは、その名の通り、エメラルド色の綺麗なハチだが、なぜにその名称にゴキブリが付いているのか?
このハチは、ゴキブリに毒を注入して、自分の思うままに操るのだ。このハチに脳をやられたゴキブリは、ハチに促されるままに、自分の足で歩いて、ハチの巣穴へと誘われ、卵を産み付けられ、ハチの幼虫に己の身体を差し出して食われ、一生を終わるのだ。
ヨッパライも、アルコールに脳をやられ、自分の足で歩いてあっちこっちでやらかして、下手を打つと、酒による一度の失敗で、一生を終わる。
アル中は、酒に操られ、酒の奴隷になり下がった哀れな人であり、それに気づいて断酒した人は、どん底から這いあがり、メキメキと回復する。
冒頭の厚生労働省の課長も、酒つまりアルコールそのものが毒であることに気付き、断酒出来れば、今後今回の失態を取り戻すことも可能だと思う。
だが、多くの飲んだくれは、何度失敗しようとも、断酒には中々至らないのだ。この次は飲み過ぎないように気を付けよう、この次は適量で済まそう、と、出来もしないことを誓うのだ。
酒なんぞ、飲まぬに越したことはないのだが、このことに気付く人は、極端に少ない。
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