断酒ではなくて、減酒。
私にして見れば、これは裏に何かありそうな、限りなく怪しい、誘(いざな)いである。
『酒のトラブルや健康が不安な人に、病院で「減酒」という新たな選択肢
“断酒が前提”だったアルコール依存症治療にも大きな変化が 』
との見出しで、見つけた記事。
アル中の選択肢は一択《断酒》のみだと、自分の経験上思うが。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2019年6月17日
酒のトラブルや健康が不安な人に、病院で「減酒」という新たな選択肢:左党の一分:日経Gooday(グッデイ) https://t.co/rZwoFPVV9Q #日経Gooday(グッデイ)
記事の最後で、『減酒外来の受診で、飲酒量は有意に減少した』と、書いてある。
もちろん、減酒外来で酒量を減らし、自分の望むような酒の飲み方が出来るようになった人もいることだろう。
大体、日本における医療は、対症療法であり、医師は何らかの薬を処方する商売である。その薬は、製薬業界にとっての、商品。
「減酒 薬」でググって、一発で出て来たのは、今年(2019年)から出回った、セリンクロ錠(ナルメフェン)なる、新薬。
一体どんな薬なのかは、ここには書かないので、興味ある方は、ご自分で調べてほしい。
私が言いたいのは、減酒と言っても、所詮は、薬物(アルコール)を薬物(ナルメフェン)で抑えるだけの、まやかしに過ぎないと。つまり、毒を以って毒を制すると言う感じか。
根本的に酒が毒であることを思えば、薬で酒量を減らし、減酒出来たところで、減酒から増酒への可能性は残っているのだ。
酒が嗜好品であり、適量なら飲んでも良いとの前提である限り、節酒やら減酒やらは無くならないのだろう。
毒を以って毒を制するのではなく、毒を断つのが一番良いに決まっている。
今日書いたことは飽くまでも私の個人的感想である。
私自身の飲んだくれ時代に、この減酒療法があったとして、もし医療機関で治療を受けていたとしよう。
治療後7年目は一体どうなっていたことだろうか。
1.医療機関には行かずに、減酒が続いている。
2.通院と服薬を続けつつ、減らした酒を飲み続けている。
3.医療機関には行かずに、元の飲んだくれに戻っている。
私はたぶん、3.になっているのではないかと推測する。良くて2.だとしても、酒を飲み続ける為に、医者へ通い、別の薬も飲み続けるのは、何だかヘンではないか。
矢張り、きっぱりと断酒するのが、一番の選択ではないか。
しかし、断酒が流行すると、メーカーも販売店も儲からない、国は酒税が入らない、製薬業界は・・・医療業界は・・・。なので、断酒ではなく、減酒やら節酒やらを・・??
『減らしても 断たねば増える 酒の性 未練断ち切り 酒と縁切れ』
(へらしても たたねばふえる さけのさが みれんたちきり さけとえんきれ)
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