30℃を越えて、真夏の暑さだった。
どんなに日中が暑くても、今の私は、冷たい水があれば満足だ。
五十路もそろそろ終わりを迎えようとしている昨今の私。
脳の衰えを感ずることが多くなった。
人の名前を思い出せない。
物の名前を思い出せない。
なんやかやの手続きを間違う。
約束していたことをころっと忘れている。
身体の衰えも徐々に感じている。
ちょっと外出するだけで疲れる。
駅の階段がしんどくなってきた。
10年ほど大丈夫だった腰痛が再発しつつある。
旅に出る気が失せて来た。
四番目の、旅に出る気が失せて来たのは、今のコロナの影響の前からで、かつてあっちこっちとオフ会に飛び回っていた頃の自分ではなくなって来ているのを痛感する。
コロナ禍が収まって、国内や海外の旅行が解禁となっても、私は、家の近所を散歩するくらいで良いかなと。
猫とのまったりした暮らしが、ことのほか心地よい。
老いても、若い頃からの飲酒習慣をそのままにしている老人が多い。飲酒量は、年と共に減っても、アルコールが毎日体に流入することは変わらない。
アルコールは、脳を始め、体中のあらゆる血管や臓器を傷めつける。酒を飲み続ける老人は、ただでさえ老いと共に衰える一方の脳や諸臓器を、アルコールでもって、攻撃するのである。
老いて飲酒がいいのか、老いて断酒がいいのか。
答えは、誰に聞いても、老いて断酒に決まっている。
けれども、老いてからでは、酒を断つことが中々に難しい。
タバコも同様だ。
身体に不要で、毒でしかないタバコも酒もある程度の年齢に達してしまうと、断つことは非常に困難になる。
例えば、すい臓がアルコールでやられてしまい、もう酒を飲んではいけないと言われても、つまり、これ以上酒を飲むと命を落と分かっていても、酒好きは飲んでしまうのである。
老いて断酒をしたいなら、老境に差し掛かる前に断酒を始めることだ。
老境に差し掛かる前とは、いつの頃を言うのかって?
私の経験から、遅くとも50歳前後ではないだろうか。
もちろん、それより後でも断酒は出来るけれども、段々と難しくなって来るはずだ。飲酒習慣が、体にこびりついてとれないのだ。
私は、老いを実感している。
酒を断っていて、ある程度健康であっても、確実に脳は衰え、身体も衰えている。
なので、酒を断っていることは、私にとっては、とても良いことなのだ。
老いて飲酒ではなくて、老いて断酒をあなたにも勧める。
老いて断酒したいなら、老境に差し掛かる前に、断酒を始めよう。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)