
日中は湿度が低く、カラッとした秋晴れとなった。
明日から10月なのに、雑木林の近くを通ると、まだ蝉の声が聴こえて来る。
あまりにも秋らしい陽気なので、蝉の鳴き声は、
「おーい!もう、キミの出番は終わりだよ!」
と、蝉くんに一声かけたいくらいの、季節外れ感だった。
出番が終わりと言えば、飲んだくれの自分の出番も、断酒によって終わる。
明日からのビールもどきの値上げをきっかけに、断酒を始める人はいるのかな。
明日からのタバコの値上げをきっかけに、 禁煙を始める人はいるのかな。
思うに、値上がりを理由にした断酒や禁煙は、たぶん継続が難しいのではないだろうか。
数日やめていても、屁理屈を捏ねて、再開してしまうのではないだろうか。
アルコールもニコチンも強力な依存性のある薬物なので、値段が上がったからなどと言う尤もらしくて表面的な理由では、断つことが出来ないと思う。
断酒初期は、この依存性にとても苦しめられる。
そして、ネットや自助の会で探し求めるのは、自分と同じ苦しみの人だ。
3年前の7月に、書いた記事。
同じ苦しみの人同士で、いたわり合い励まし合うことを、同病相憐れむと言う。正に、私は自分のブログを通して、これを実践して来た。
同じ苦しみの人は、断酒仲間である。オフ会では毎度のことだが、初めて会ったのに、一瞬で打ち解ける、不思議な関係。それは、同じ苦しみの人だから。
同じ苦しみの人は、とても貴重な存在だ。
今は、インターネットがあるので、比較的容易に同じ苦しみの人に出会える。
依存性の薬物を断つのは同じでも、禁煙と断酒で違うのは、禁煙の場合、禁煙仲間とか、禁煙の自助の会と言うのは聞いたことが無い。
断つ生活を継続するのに、同じ苦しみを持つ仲間と共闘し協力したくなるのは、断然に断酒であって、禁煙ではない。
私の経験でも、タバコを断つのに、仲間がほしいと思ったことは無かった。禁煙は、孤独な修行のような感じがした。
断酒に於いては、同じ苦しみを共有し、分かり合い、分かち合える断酒仲間の存在は、断酒生活が継続するかどうかを左右するくらい、重要である。
今あなたに、一人でも、分かり合える断酒仲間がいるなら、大事にしてほしい。
もしまだ断酒仲間がいないなら、同じ苦しみの人は、求めればきっと出会える。
私は、ブログを通して、数多くの同じ苦しみの人に出会い、今でも交流を続けている。
断酒仲間は、素晴らしい存在だ。断酒仲間は、私の一生ものの宝物。
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