酒を飲まなくなって、早や７年７か月。
居酒屋などの飲み屋からも足が遠のいた。
今、どんな酒がブームか知らないし、どんな飲み屋が流行っているのかも知らない。もちろん、酒のつまみにも全く興味が無い・・・
・・・どころか、夕方街を歩いている時に、焼いている最中の焼き鳥やモツ焼の匂いが鼻に入ると、不快になる。かつてあれだけ大好物だったのになぁ。
そんな中、今日のニュースでびっくらこいて、腰が抜けそうになったのは、タイトルにもした「ケロリン桶レモンサワー」。
最初、あまりにも突拍子もなくて、ニュースの意味が良く分からなかった。
銭湯でよく見かけるケロリン桶を作っている製薬メーカーが、これを酒の容器に使わないでほしいと、そのような内容だった。
ニュースに使われている画像を見ると、ある居酒屋で、このケロリン桶にレモンサワーを満たし、お玉で掬って、個々のグラスに取り分けている。生ビールのピッチャーのような使い方か。
元々が風呂で使う用の桶なので、それに有機溶剤のアルコールが入ると、桶に使われているプラスチックや塗料が溶け出すそうだ。食品衛生法に違反しているとのこと。
飲んだくれ時代の私なら、面白そうなので、飲みに行ったかもしれない。酒飲みの頭の中には、酒しかないので、食品衛生法なんて意識もしない。
それにしても、色んな事を考えるものだ・・・と感心していたら、思い出した！
和式便器型のカレー皿を見たことがある。あんなものにどんなにおいしいカレーを盛り付けてもらっても、食欲は湧かず、げんなりしてしまうだろうなあ。
それに比べたら、まだケロリン桶レモンサワーのほうが、マシ⁈
酒害に関しては、毎日話題に事欠かない。こちらは忘れているのに、酒害のほうから、私の目に飛び込んで来る。
飲酒運転事故に関しては、毎日報道されているし、酔っ払いの異常な行動もほぼ毎日ニュースになっているし。
酒を飲んだ結果の酔った人による事件・事故がこれだけ毎日社会に害悪を与えているのに、酒そのものについては、何ら議論がされていない。
いつかも書いたけれど、国は、全く無意味なアルコール健康障害対策基本法（だったかな？）なる法律で、世の中を煙に巻いているだけだ。
社会に害悪をまき散らすヨッパライどもは、今宵もあちこちに出没し、やらかしていることだろう。
ケロリン桶だろうと、バケツだろうと、酒さえ飲めりゃ、それで満足なのが、飲んだくれだ。
あぁ、酒やめて本当に良かったな！
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