夕方、家族が見ていたテレビのニュースが耳に入り、アルコール関連だったので、その部分だけ私も見た。
酒類メーカー大手の各社が、扱っている商品(ビール、酎ハイ類)に含まれるアルコール量を、ホームページ上にグラムで表示するのだとか。
行く行くは、商品そのものの外装に、含まれるアルコールの量をグラム表示するそうだ。
厚生労働省が定義している「節度ある適度な飲酒量」は1日当たり20グラム。
アルコール度数5%のビールのロング缶で、既にアルコール量は20グラム。これが、ストロング系のロング缶になると、1本で既にアルコール量は36グラム。
このようなことは、今までに何度も書いて来た。
デジタルな値で、1日に飲んでも良いアルコール量を示されたところで、そんなものはアル中に何の影響も及ぼさない。そもそもアル中は飲んでいる酒に含まれるアルコールの量など全く気にしていない。
上記の計算で行けば、私はほぼ毎日、ビールや酎ハイのロング缶を2本飲んでから、その日のメインの酒に移行していたので、アルコール量40グラム+αを日々摂取していたことになる。
プラスαの部分は、まことに恐ろしいのだが、一体何グラムになっていたのだろうか。
昨日は10グラム、今日は20グラム、明日は飲むのをやめておこう、とか、1週間のアルコール摂取量をトータルで100グラムに抑えよう、とか、出来る人は、飲酒に関して問題は無い。
まあ、問題は無いと言っても、決して身体に良いわけではないけれども。
どんな酒をどれだけ飲んだのか、把握出来ていない飲んだくれには、アルコール量に関する情報など、全く無意味だと言うことだ。
その飲み物(酒)にアルコールが何グラム含まれてるのか、を真面目に考えると、酒なる飲み物は結局のところ、アルコールを摂取するために、色んな味付け風味付けをしただけの毒々しい飲料に過ぎないことが分かる。
飲酒を、アルコールを20グラム摂取するために、缶ビールロング缶を1本飲んだ、とか、アルコール36グラムを摂取するために、ストロング系缶酎ハイのロング缶を1本飲んだ、とかの表現に置き換えてみると、その異常さが良く分かる。
本当は、どのくらい酒を飲んだのか、ではなくて、あなたは今日、アルコール何グラム摂取したの?の方が、正しい問いなのかも知れない。
つまりは・・・
《酒を飲む》=《アルコールを摂取する》=《薬物を身体に注入する》
これが、正しい飲酒の理解である。
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