人が何か行動を起こすとき、そこには動機がある。
がつがつ食べているなら、動機は、腹が減ったから。毎日ジョギングしているなら、動機はダイエットしたいから、とか。
（ついでに、酒を飲む動機について考えてみたが、アルコールで酔いたいから、以外には思いつかない。）
人が何か法に触れる犯罪に手を染めた場合、警察はその動機を調べる。殺人事件であれば、犯人が何故被害者を殺したのか。動機は何か。
殺人の、その動機は何だったのか。
昔から怨恨を抱いていた、とか、たまたまあることで喧嘩になった、とか、報酬を得てその代償として殺した、とか・・・
今日目に付いた、パン切包丁で首などを殺傷して、内縁の夫を殺した女の記事。
飲酒絡みの殺人は、犯人が酔っ払っているから、動機不明じゃないのかな？
— 断酒男爵 (@anomiyakun) April 1, 2021
パン切り包丁で首など複数の傷 エステ経営27歳女が内縁の夫を 青森 | FNNプライムオンライン https://t.co/eT5MeNRlj3
この男女は、これまでに何度も、酒を飲んだ時にトラブルを起こし、警察沙汰になっていたそうだ。
お互いに酒好きだったのだろう。毎日一緒に酒を飲んでいたのかもしれない。仲良く酒を飲んで、一日が終われば、それで良かったわけだが。
何か知らぬが、あることで口論となり、喧嘩に発展したのだと思う。酒癖に色々あるが、喧嘩っ早くなるのも、その内のひとつだ。
警察では、この殺人事件の犯人の動機を調べると言っているが、酒の酔い具合によっては、動機は全くの不明なのではないか。
「最初は仲良く飲み始めたのですが、その内に酔っ払ってしまい、気付いたら彼が死んでいました。私がやったのかどうか、全く記憶にありません・・・」
酒に酔う前にしたことならば、どのような心理状態だったのか、細かく覚えているはずだが、酒に酔ってしまってからしてしまった場合、殺人行為そのものが記憶から飛んでいることが考えられる。
私自身の酒酔い行動の経験から、それが言えるのだ。
飲み過ぎて、酔っ払い、しでかしたことは、酒が醒めてから事実として認識するが、その行為の動機は何であったのか、自分でも全く分からない。
酒つまりアルコールによって、脳が麻酔状態にあった時の行動は、きちんと記憶されていない。
今日の報道を見て、私は自分自身がもし断酒していなかったら、ひょっとしたら酔っ払って人を殺めてしまったかもしれない、と思い青くなった。
このような報道に接する度に私は、毎度のことながら、自らが自らの判断で断酒していることを心から喜ぶ。
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