晴れたり曇ったりだったが、概ね良い天気だった。
桜は散り終わりか、花びらが道路に落ちて絨毯の様になっている。見上げると、枝にはもう申し訳程度にしか花が残っていない。
毎年のことながら、その一瞬の桜劇場の呆気ない幕切れには感動さえ覚える。
で、話は変わって、骨伝導。
使用はしていなくても、聞いたことがあると思う。鼓膜ではなくて、蝸牛に振動を伝えて直接音を聞く。通常は、鼓膜が耳小骨に音を伝えてそこから蝸牛へと伝わるのだが。
骨伝導イヤホン、我が家では、昨年、息子が購入してジョギングの時に使っていた。これはいい、便利で安全だ、音楽は聴こえるし、他の生活音もちゃんと耳に入る、と私や他の家族に頻りにその良さを訴えていた。
私は当初、ふーん、程度にしか思っていなかった。
それが、今年になってからの私だが、度重なる外耳炎を発症し、その原因が分からず悩んでいたところ、何と、イヤホンが原因だったと判明した。
家族に迷惑が掛かる時間帯などに、イヤホンを耳にぐりぐり押し込んで音楽など聴いていたのだが、それの後に、耳が痛痒くなり、外耳炎を起こしてしまう。
調べたら、イヤホンを暫く使わない方が良いのと、ヘッドホンのほうが外耳道に接触が無くて良いが、蒸れるので、これもあまり良くないと。
えぇ~、どうしたらいいのだろう・・・そこに、骨伝導イヤホンならば、外耳道にはとても優しいとあった。
骨伝導か。。。息子が使っているやつだな・・・
先日、家電量販店で試供品を耳に当てて、音を試聴してみた。
え!ええ!えええ!😲😲😲
何に驚いたかって?
それは、音がクリアに聴こえたこと。これは誰しも同じかもしれないが、私にとって画期的だったのは、本来ほぼ聴こえない右耳で、それが実証されたこと。
以前にブログで何度も言及しているが、私の右耳は、中学生の頃にひどい中耳炎を患い、鼓膜に大きな穴が開いており、あまりと言うか、ほぼ聴こえない。
この私の、鼓膜の殆ど残っていない右耳でこれだけクリアに音を聴けたのは、40年以上ぶりのこと。鼓膜が機能していないので、耳小骨からは音が伝わらないが、蝸牛へ直接振動を与えることにより、私の右耳は眠りから覚めた!
骨伝導イヤホンと断酒の共通点、それは、画期的だと言うこと。
どちらも画期的だが、骨伝導は一瞬でその効果が分かり、断酒の効果が分かるにはある程度の期間が必要なので、効果の実感出来るまでの時間には違いがあるけれども。
断酒も、私にとっては画期的である。それが本当にわかるまで最低でも1年、もっと言うと3年はかかったかもしれないが。
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