梅雨と言えば、一日中しとしとと雨が降り続くイメージだが、今日はずっと曇っていた。
まだ、本格的な雨にはならないようで、梅雨ならば降ってくれ!とも思ってしまう。まあ、空梅雨なんてのもあるので、さて、この先どうなるのかな。
さて、今日の夕食は娘と二人だった。
妻は仕事帰りのジムでの運動で、息子はアルバイトで、それぞれ帰宅が遅くなる。
テーブルにごはんとおかずを並べて、娘と会話しながらの夕食だったが、20分くらいで食べ終わった。
早食いでもないし、普通に会話しながらでも、食事にはそれほど時間がかからない。
会話の中で、娘がぽろりと言った。
娘:「またヨッパライが湧いて来たね・・・」
私:「え⁈今?」
娘:「ほら、聞こえてくるでしょ」と外の方へ視線を送る。
私:「あー、聞こえるわ。騒いでるな。こんな時間にもう出来上がってるのか」
どこかで飲んで来て、これから更に別の店へ繰り出すのか、何やら大声で騒いでいる。私は箸を止めて、娘に言った。
私:「この時期、イヤな虫が湧くじゃん、ヨッパライも虫みたいなもんだな(笑)」
娘:「確かにね。虫が湧くのに似てる。どこからともなくうじゃうじゃ湧いて来て、わちゃわちゃしてる感じ」
コロナ対策で、アルコールを提供する店に対して色々な制限を掛けていた頃に比べると、今はもう無礼講状態と言っても良い。外で飲むのが好きな飲んだくれにとっては、やっと元の世界に戻って来たようなもの。
ヨッパライ共を毛嫌いする私たちにとっては、あ~イヤな虫が湧いて来たなあと、眉を顰める現象であるが、こればかりはどうしようもない。
虫のように湧き出したヨッパライは始末に負えない。なるべく遭遇する機会を減らす努力が自分を守ることになる。
昔ながらの蚊取り線香やゴキブリホイホイに準えて、酔いどれ線香とかヨッパライホイホイなるもので、退治している様子を想像してみたが、面白い。
かつての私は夏になると、冷えた缶ビールや缶酎ハイを飲みながら外を歩いたものだった。空から降り注ぐ太陽光で熱くなった身体を、冷たいアルコール飲料で冷やしながら歩くのが快感だった。
そのようにして私も、夏の日の1匹のヨッパライ虫に成り下がり、街をぶんぶん飛び回っていたのだった。
暑くなってくると、虫が湧き食品が傷む。
ヨッパライ虫もどんどん湧いて来て、周囲の迷惑も顧みず、傍若無人な振る舞いをする。街中だけでなく、キャンプ場その他どこででもヨッパライ虫は湧く。
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