曇天の一日だった。
かなり前から予定していて、楽しみにしていた花菖蒲を観に妻と東村山へ行って来た。
これは、地元の鉄道会社のウォークイベントで、東村山菖蒲まつりを観に行くイベント。
但し、いきなりスタートからやらかしてしまったのだが、夫婦して出発地の駅を勘違いしていて、私たちが向かったのは、ゴールの駅・東村山だった。
いつもならば、ウォークイベントのスタート地点の駅には、案内の人がいて、スタート地点へと導いてくれるのだが、誰もいないし、イベントの掲示も出ていない。
おかしいな?と、スマホで確認してみると、このイベントの集合地点は、多摩湖駅だった。。。_| ̄|○
だが、この勘違いが今日の天候には幸いして、東村山駅からのほうが北山公園に近く、雨が降り出す前に、公園一杯に咲き誇る花菖蒲を観たり撮影したり出来た。
そして、更に、住宅街のあちこちには、広大な敷地と立派な邸宅の農家が多く、庭先で野菜を売っていた。新鮮な大根、ナス、トマト、じゃがいもなどを、公園に行く途中で買うことが出来た。
ウォークイベントに参加していたら、あちこち歩いている最中は雨が降らず、ちょうど北山公園に着いた辺りで雨になっていたことだろう。怪我の功名かはたまた勿怪の幸いか。
公園の真ん中辺りには、水田があり、これも何かのイベントなのだろう、親子で田植えをしている光景に出会った。
私の子供の頃、田植えの風景は当たり前の風物詩だったが、田舎を離れて早や40年以上が経ち、今や水田や田植えを見て、遥か昔を懐かしむ。
多くの人が集まり、すれ違うのも大変なくらいの賑わいの中、公園内のベンチに空きを見つけたので、妻と座り、おやつを食べお茶を飲んでいたら、少し離れたところで、タバコを吸う男がいた。
公園内は禁煙のはずだが、ガマン出来ないのだろう。これは、酒にも言えることで、そう言えば木の下で酒盛りをしているグループもいた。
花菖蒲を観に来たのなら、それだけで満足すればいいのに、わざわざシートを敷いて、持参した食べ物を出して、缶ビールとか缶酎ハイをお互いに注ぎ合って盛り上がっていた。
断酒以来、いつものことながら思うのだが、いつでもどこでも当たり前に酒が出て来るのには、ゲンナリする。
私たちが花菖蒲を観終わる頃、ちょうど雨が降り出して、持参した折り畳み傘を出して、ゆっくりと東村山駅へ向かった。
東村山は、我が家からは割と近いので、あれだけ花菖蒲を堪能しても、昼過ぎには帰宅して、ゆっくり出来た。
『 菖蒲咲く 公園に妻と 佇めば 鶯も鳴き 丸で異世界』
(あやめさく こうえんにつまと たたずめば うぐいすもなき まるでいせかい)
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