酒の主成分、アルコールも依存性薬物のひとつだ。
シンナー、覚せい剤、大麻、LSD,ヘロイン、コカイン、ニコチン、などの仲間である。
AbemaTVで、元NHKの歌のお兄さん・杉田あきひろさんが出て、覚せい剤の恐怖について、その生々しい実体験を語っていた。
16分10秒辺りから・・・
「一度(覚せい剤を)知ってしまった脳は、普通の脳とは全く別のものになっているんです。普通の人に白い粉を見せても何とも思わないんですが、ぼく達(覚せい剤の)経験者が見ると、脳からヨダレが出て、鳥肌が立って、フラッシュバックではないんですけど、あの感覚が蘇るんです。」
出演していた、元麻薬取締捜査官の方の解説によると、どんなにやめていても、一瞬にして、抑制心よりも快楽が勝り、再び覚せい剤に手が出てしまうとのこと。
アルコールも、覚せい剤などの仲間の依存性薬物である。
杉田さんの発言は、アル中にも言えることで、少し書き換えると・・・
「一度(アルコールを)知ってしまった脳は、普通の脳とは全く別のものになっているんです。普通の人に酒を見せても何とも思わないんですが、ぼく達(アルコールの)経験者が見ると、脳からヨダレが出て、鳥肌が立って、フラッシュバックではないんですけど、あの感覚が蘇るんです。」
「脳からヨダレが出る」
私は、この表現にピンと来た。断酒中のあなたも、ピンと来ただろうか。
断酒してから数か月から半年くらいの、一番飲酒欲求が激しくて辛かった頃は、酒を見ると、まさに、脳からヨダレが出ていた。
例えば、依存性の深刻さが同じくらいの二人の人がいて、ひとりは覚せい剤、もうひとりはアルコールだとする。
覚せい剤は法律で禁止されているから、逮捕され、新聞沙汰になるほど大騒ぎされるが、アルコールは合法だから、苦しそうだね、さあ、入院しなさい程度のことである。
だが、薬物依存としては、同じことなのだ。
この杉田あきひろさんの動画を見て、
・覚せい剤なんて自分には関係ない!と思うか、
・わ!アルコールと良く似てるじゃないか!ヤバイ!と思うか、
あなたはどちらだろうか。
私は、自分が飲んでいた酒(アルコール)とよく似ていると思った。
断つことの困難さ、苦しさを考えると、法的には何ら問題のない飲料とは言え、飲む量や頻度をコントロール出来ない人間には、酒(アルコール)は、他の非合法な依存性薬物と全く同じものである。
断酒erは、酒に関しては、今日書いた記事のような認識でいなければならない。
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