早朝、いつも聴いているラジオにゲストとして、歌手の山崎ていじさんが出ておられた。
元ボクサーで、その頃の階級は、69.85kg以下のスーパーウェルター級(ジュニアミドル級)だったそうだ。
現在61歳になられるが、体重はボクシング現役時代を意識して、72kgを維持されてるとのこと。
1月23日発売の新曲「浜防風」が流れた後、土曜パーソナリティの小林奈々絵さんとのやり取りで、山崎さんはこんな風な意味のことをおっしゃっていた。
「この歌に込められた思いは、人生、挫折が付き物だけど、そんなもの乗り越えて、海辺の浜防風のように生きてやる!って意気込みなんですよ」
浜防風、聞いたことはあるが、山国育ちの私には縁がなく、調べてみたら、海辺に良く繁殖している、地味な植物だった。食用でもある。
砂地から出ている部分は目立たないが、見えない部分つまり、地下には、驚くほどしっかりした根を張って、吹きすさぶ海風にびくともしないで、生きているのだそうだ。
「根を張る 」で、過去のブログを検索したら、ちょうど5年前の1月に、こんな記事を書いていた。断酒300日の日だ。
根を張ることを、私は山の人間なので、柳で表現していて、こんなことが書いてあった。
「私が柳、酒は風。どんなに強く吹こうとも、大地に根をちゃんと張って一本の幹は太く、しかし見える部分は、ゆらゆらゆらゆら。決して逆らわないし、相手にしない。または、私が柳、酒は雪。どんなに降っても、枝に積もらないから、折れない。」
大地に根をちゃんと張って一本の幹は太く、しかし見える部分は、ゆらゆらゆらゆら。
今の私がまさに、この心境かもしれない。しっかりと根を張っておれば、酒なんぞコワくない。柳に風と受け流すことが出来る。
どうやったら、断酒の根をしっかりと張ることが出来るのかって?
人によって違うので、的確なアドバイスは出来ないが、誰にでも言えること、それは・・・
一日断酒を繰り返しながら、ただ酒をやめているだけでなく、酒について、アルコールについて、飲酒について、アルコール依存症について、深く広く学び続けることだと思う。
私のように、酒を毒薬と認識して近づかないやり方もあれば、酒は酒として棚に上げ、無関心を装うやり方もあるらしいし、自分で自分にピッタリの方法を模索する他は無いだろう。
最後に、冒頭の山崎ていじさんの『浜防風(はまぼうふう)』を貼っておく。
♪やってられないよ~ ってとこが、とても響く。
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