『コロナウィルス拡散防止のため、外出は控えて!』との大号令。
狭い家の中にゴロゴロしているだけだと、流石にくさくさして来る。
それで、午前中、かみさんと散歩に出た。私の住むところは、武蔵野の雑木林があちこちに保存されており、森林浴には最適だ。
曇天で微かに雨もぱらついていたので、近所の通りでさえ人通りはほとんどなく、況してや、雑木林の中は、私たち夫婦の貸し切り状態だった。
日が射していないので、雑木林の中はそんなに明るくない。それでも、若葉の季節なので、全体が青々として、清々しい。
そんな中、ふと足を止め、目を凝らすと、地べたにひっそりと、カタクリが咲いている。
桜は華やかだが、カタクリは、本当にひっそりと、静かに咲いているので、ゆっくりとゆったりとした時間を持つ人でないと、観賞出来ない。
ここ数日のブログのコメント欄に、もしも断酒していなかったら、今の外出自粛要請の時期、これぞ絶好の機会とばかりに、飲んだくれていただろうと、何人もの断酒仲間がコメントを入れてくれた。
それを読んで、私ももちろん同じだと思った。私も、7年前のあの日に酒を断っていなかったら、昨今の外出自粛要請を酒を飲んだくれる好機と捉えたことだろう。
あらゆる酒をしこたま買い込んで、朝から飲む。外出してはいけないのだから、家に籠って、酒を飲み耽る。
これが如何に恐ろしいことか、今だからこそ良く分かる。
新型コロナウィルス感染症が蔓延して、外出を自粛するようになってから、酒を朝から飲むようになった人が、現にいるのではなかろうか。
私たち断酒erは、今、もしもあのまま飲んでたら、一体どうなっていたのかと考えてみると共に、酒を断って本当に良かったと、ほっとしている。
断酒の期間に長短はあれど、今飲んでいないなら、外出自粛が要請されている期間も、酒無しで過ごすことが出来るはずだ。
それでもまだまだ飲酒欲求に悩まされていると言う人は、良い試練の期間だと捉えて、増々断酒に精進してほしい。
そう言えば、政府による外出自粛要請が叫ばれてから、スーパーのレジに並んでいる時に、平時よりも酒を買う人が多く目に付くような気がする。
そういう人を見かけると、おいおい、家で酒を飲むくらいしかやることがないのかよ!と思ってしまう。
確かに酒は気軽な気分転換になるし、飲めば飲むほど現実から逃避出来るし、こんなに便利な飲み物は他にないだろうが。
あまりにも手軽過ぎて、ハマってしまった後が怖い。アルコール依存症が進行し、重症化すると、人間が人間でなくなる。
もしもあのまま飲んでたら、今の自分は存在しない。これだけは確かである。
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