数週間前に、今日の予定を立てていた。
久しぶりに海を見たいので、葉山へ行こうと。
だが、かみさんと相談した結果、急遽取りやめて『我慢の3連休』にした。
その初日、朝はゆっくり起きて、コーヒーを豆から挽いて淹れたりして楽しみつつ、のんびりと午前中を過ごした。
今日は珍しく、家族全員(プラスいつも在宅の猫2匹(笑))が在宅していた。
外は、良い天気で、昨日ほどではないけれど、気温も上昇して、11月とは思えない暖かすぎる日だった。
さて、当ブログの7年前の夏ごろの記事に、50代女性とのハンドル名の方からのコメントが入っていた。酒をやめたいのだがやめられない、と言った内容のコメントだった。
恐らく、飲酒問題に悩み、何らかの検索キーワードでググった結果、私が書いた7年前の記事がヒットしたのだろう。
その方は、通りすがっただけで、もう一度このブログへ訪問してくれるかどうか分からないが、ひとつだけお伝えしたいことがあるので、書いておく。
自分が酒を飲むことを自分で肯定しておらず、酒を断ちたいと願っているのなら、どちらかの苦しみを選ぶしかない、と。
即ち、飲み続ける苦しみと、酒を断つ苦しみと。
この二つの苦しみは、苦しみとしては同じように見えるかもしれないが、実は全くの別物である。
飲み続ける苦しみは、死ぬまで続く。先の見えない、底なし沼のような苦しみだ。
一方、酒を断つ苦しみは、期間限定の苦しみ。ずっと続くわけではない。先の見える、希望のある苦しみだ。
同じ苦しむなら、酒を断つ苦しみを苦しんだ方が良い。
このことは、私も経験したからこそ、自信を持って他の人に言える。
自分の酒に問題を感じ、やめたい、と思っている時点で、他の飲んだくれに比べたら、かなり断酒に近づいているのだ。
後はその思いを更に一歩進めて、断酒の実行へと持って行く。
繰り返すが、飲む苦しみに終わりは無くて、飲み続ける限り、苦しみも続く。飲んで、アルコールが脳に回っている間だけ、束の間の偽りの幸福感に浸るだけだ。
酒を断つ苦しみは苦しいが、医療機関や自助の会などで、その苦しみを軽減したり共有したりすることが出来る。
楽に断酒が出来るわけもなく、かと言って、飲酒を続けるのも苦であれば、断酒の苦しみを選んだ方が良い。
このことを、ちょいと短歌に仕立てて見た。
『酒の苦に 飲む苦断つ苦の 二つ有り 飲む苦終わらず 断つ苦終わりぬ』
(さけのくに のむくたつくの ふたつあり のむくおわらず たつくおわりぬ)
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