今日も寒かった。冬が寒いのは当たり前だが。
所用のため、夕方からかみさんと渋谷へ出たのだが、街の変貌ぶりに驚いた。
20代の若かりし頃、5年間くらい通ったことのある街・渋谷。
ニョキニョキと高層ビルが立ち並び、かつての宮下公園は、MIYASHITA PARKに生まれ変わり、それはそれはお洒落な屋上庭園になっていた。
渋谷。娘は、何度も訪れているらしいが、私は数年ぶりに訪れた。
東京に住んでいて、これほど浦島太郎的な素朴な驚きをしようとは・・・年を取った証拠だろうか。
年を取ったと言えば、私は最近、一生治らない自分の病=アル中(アルコール依存症)に感謝するようになった。
病に感謝するなど、おかしな話ではある。
だが、私のこの、日々ブログを綴る習慣や、ブログを通して知り合いになった全国の断酒仲間との交流や、家族との穏やかな日々は、正に私の病=アル中がもたらしてくれた。
一病息災について、これまで何度もブログで言及している。私の一病は、ずばりアル中である。他に、花粉症や慢性中耳炎も抱えているが、アル中が一番大きな病だ。一生完治が見込めない。
それでも、このアル中は、私にとってアンダー・コントロールの病である。即ち、自分で制御できる。治りはしないが、酒を身体に入れないことによって、病を抑え込むことが出来る。
実に多くの病がある中で、自分で制御できる病は数少ない。
私が抱える他の病で言えば、花粉症を自分でコントロール出来ないし、慢性中耳炎もコントロール不能だ。
アル中は、断酒以来、年月を重ねるほどに、コントロールが容易になって来ている。もちろん、一切の甘い考えや油断には注意しているが。
完治が見込めないと言っても、その原因物質の酒に関して、もう私は全く欲していない。一滴たりとも飲みたいとは思わない。
今日所用があって出掛けた先の渋谷の街で、かみさんと外食して帰ろうと予定していたのだが、私たち夫婦の出した結論は・・・
「早くお家に帰って、家でゆっくり食べよう」
もう若くないので、帰宅が遅くなるより、早く家に帰ってゆっくり過ごしたいのだ。当たり前の話だが、酒のことなど露ほども脳裏には浮かばなかった。
話が横に逸れてしまったが、自分の病が、自分で自覚し制御出来るアル中であることに、今更ながら感謝している。
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