今日は嬉しいことがあった。
暫く音沙汰の無かった仲間が、近況を教えてくれた。
ただ忙しくて、なかなか発信が出来ないのならば良いのだが、断酒仲間は皆誰しも等しくスリップの危険があることも確か。
その方は、ある事情があって、精神的に追い込まれ、そこから逃げたくて、酒を飲んでしまったそうだ。
ある程度断酒が継続していたのに、酒を飲んでしまったことで、ばつの悪さを感じ、仲間内のSNSに発言をしないでいたのかもしれない。
かつて貪るように何冊も読んだ、臨床経験豊富なアルコール依存症の専門医が書いた本には、断酒が安定するまでは、何度もスリップを経験する人が多いと書かれていた。
私が一念発起して以来今まで一度もスリップしていないのは、たまたまであって、これからどうなるかは、分からない。
断酒が縁で知り合った仲間たちは、励まし合って酒を飲まない生活を送るだけでなくて、スリップしてしまった仲間を受け入れ、また断酒しようと励ます。
もし仲間が酒を飲んでしまったとしても、それをなじったりそしったりすることは決してない。
人間は脆く弱いもので、どんなに気を付けていても、酒に手が出てしまうこともある。結果的に再飲酒してしまっても、それは仕方がない。
飲んでしまった時こそ、仲間に話を聴いてもらった方が良い。恥ずかしいかもしれないし、情けないかもしれない。
それでも、自分をさらけ出して、仲間に聴いてもらった方が良い。話を聴く方は、その事情を自分に置き換えて、真剣に聴くことだろう。
私のこれまでの経験でも、オフ会などで、スリップの経験を話して下さる人の、その体験談から、その時の心理状態、再飲酒してからの飲酒の模様や、再度断酒に踏み切るまでのことなどを、丸で自分のことのように超くことが出来る。
スリップした人の経験談は、断酒を継続している人にとっては、とても貴重なものである。
こういう点からも、再飲酒してしまった場合、自分の殻に閉じ籠らずに、もう一度断酒をするとともに、断酒仲間に話を聴いてもらうのが一番良いのだ。
話を聴いてくれる仲間がひとりでもいるなら、それはとてもラッキーである。
何しろ、私の場合でも、リアルな生活環境の中では、友人知人の中に苦労して断酒した人はひとりもいない。
もし私がスリップしてしまい、再度断酒に臨むときは、このブログを通して知り合った断酒仲間に話を聴いてもらい、再チャレンジの断酒生活をまた歩み出すはずだ。
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