カラッと晴れて、4月らしい陽気になった。風は冷たかった。
昨年の今頃は、1年もすれば新型コロナウィルス感染症も通り過ぎて、世の中は落ち着いているだろうと思っていた。
それが、今、ウィルスの第4波に襲われて、世の中は右往左往している。
この先一体どうなるのか。オリンピックの開催だけでなく、自分の運命についても、考える。
昨日のブログへの小判鮫さんの深刻なコメントでは、とても考えさせられた。人生とはなんぞや、である。
断酒して人生が好転する場合が多いけれど、癌に侵されてしまい、それが進行性であり、治療が中々に治癒へと至らない場合、小判鮫さんが書かれているように、人生の行く末を考えざるを得ないだろう。
私の中での小判鮫さんは、4年前の大阪オフ会の時の、断酒について熱く語る、あのとてもエネルギッシュな姿。当時の様子があるので、貼っておく。
私には、小判鮫さんにどのような言葉をおかけしたら良いのか、思いつかない。
「きっと良くなります」とか「治療を頑張って下さい」とかの、無責任な言葉を発したくはない。
断酒以来、本当に思うのは、酒なんぞ飲んでいる場合か?と、言うことだ。正にコロナ禍の今、オリンピックなどしている場合か?と同じこと。
人生についての書として、私は、聖書も読んでいるけれど、仏典にも興味があり、時折読んでいる。
聖書と違い、仏典には実に多くの著作があり、釈尊の生の声を伝えた初期の頃のものは数が少ない。
書店で手に取った法句経の本の中に、次の言葉を見つけた。
(『法句経』(ほっくぎょう)、または『ダンマパダ』は、仏教初期の頃のお経と言われるパーリ語仏典の中のひとつである。)
怒らないことによって怒りにうち勝て。善いことによって悪いことにうち勝て。わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。真実によって虚言の人にうち勝て(ダンマパダ)
Overcome the angry by non-anger; overcome the wicked by goodness; overcome the miser by generosity; overcome the liar by truth.
Overcome⇒打ち勝つ、克服する、(…を)負かす、(…を)征服する、弱らせる、参らせる、圧倒させる
私には、打ち勝つ、より、克服する、の方がしっくり来る。
酒を飲まないことによって、飲酒を克服せよ。
断酒によって、飲酒に打ち勝て。
善いこと(断酒)によって、悪いこと(飲酒)に打ち勝つのだ。
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