大阪・ミナミで、カニ料理店のオブジェが破壊された事件。
やはり、この事件には酒が絡んでいた。
犯人の若者二人が、この店に謝罪に訪れたそうだ。破壊されたカニのオブジェの代金165万円も弁償すると。店主は若者の未来を思い、被害届を取り下げた。
犯人の若者は、仕事もなくなってお金もなくて、酒を飲んでむしゃくしゃして、反抗に及んだと言うことだ。
仕事も金もなくなった、までは、同情の余地がある。コロナ禍が影響しているのだろうか。
ところが、その憂さを晴らすために、飲酒をして酔っ払った。そこから、更なる人生からの転落が彼らを待っていた。ここに同情の余地は無い。
酒を飲んで酔ううちに、気分がむしゃくしゃして来た。
因みに、むしゃくしゃ、とは・・・不愉快で、腹立たしい気持(様子)。乱れて整理がつかないさま。むちゃくちゃ。
何のために酒を飲むのか。今に始まったことではないが、心地良い酔い、或いは憂さ晴らし、その他酔うことによる気分転換を求めて、日々酒を飲む。酒を飲むけれど、酔いは不要だと言うような酒飲みは、この地球上にはいないだろう。
酒を飲む人の性格やその日の気分によるのだろう、酒を飲んで酔っ払って来た時に、その人が心の中で快を感じているか、不快を感じているか、どちらかであろう。
快を感じている心であるならば、まだ良い。が、不快を感じている心の場合、それが外部に放出されることがある。
冒頭の大阪・ミナミのカニのオブジェを破壊した青年たちは、どこかで酒を飲んでいる内に、気分がむしゃくしゃして来て、通りがかりにたまたまあったカニのオブジェに、怒りをぶつけたのだろう。
ニュースの映像で見たけれど、酔っ払いはこんなことまでしでかすのか!と、唖然としてしまった。
酒は、飲む人の気分を高揚させたり落とし込んだり、実に様々な効果を発揮するわけだが、それは全て含有される主成分アルコールの成せる業である。
酒を飲んで、むしゃくしゃしてやらかしてしまったことの後始末に、165万円も支払わなければならないとは!それだけでは済まずに、被害者の方に、誠心誠意の謝罪もする必要があった。
被害者の方の寛大な心で、この若者達の将来を考えて、被害届は取り下げられ、事件化することは無くなった。
酒を飲んでむしゃくしゃするより、まだ飲まないでむしゃくしゃするほうがマシである。少なくとも、アルコールには支配されないからである。
それにしても、飲酒とは一体、何のためにすることなのだろうか。
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