昨夜のことだが、私用で帰りの遅くなったかみさんが、あることでとても怒っていた。
かみさんが通勤で利用している駅の近くで、50代くらいのヨッパライが数名、へべれけで騒いで、道を塞いでいたと。
6月20日まで休業すると紙が貼られていたはずの何軒かの店が、それを待たずに営業を再開し、そこで飲んで出来上がったおやじたちらしい。
「へぇ~‼こんな時代に、よくもまあ、そこまで酒飲むもんだな」と、私。
「ほんとに迷惑だった。もちろん、マスクなんてしてなかったよ、ヨッパライたち」と、かみさん。
かみさんの目には、そのヨッパライおやじたちと、自分の亭主が重なったらしい。ちょうど世代的に私と同じ連中が、へべれけになっていたと。
恐らく、居酒屋の営業再開を心待ちにしてたのだろうなあ、そのヨッパライおやじたち。いつものあの店で、心行くまで、へべれけに酒を飲みたい、その願望がやっと叶った!・・・これが、かみさんが見た光景の端的な説明だろう。
私はかみさんに言った。
「あ~、そのヨッパライおやじたちは、アル中脳だな。頭がアルコール一色なんだわ。どうしようもないわ」
酒を断ったとは言え、私もアル中であることに変わりはなく、今は酒を入れてないので、アル中脳がカラカラに干乾びている。が、ここに一滴でもアルコールが入ると、見る見るうちにアル中脳は勢いを取り戻す。それが恐ろしい。
アル中脳が勢いを取り戻すと、私も、かみさんが見たへべれけのヨッパライおやじと同列の、飲んだくれおやじに戻ってしまう。それは、一瞬で起こる。
己の脳に警鐘を鳴らす意味もあって、こうして毎晩、飲酒の危険性や断酒について書いている。酒害について、どんなことでも、何かしら書くことにより、一日に一度私は自らを断酒初日にリセットしているのかもしれない。
ここまで酒から離れると、もはや飲酒に走る自分は想像すら出来ぬが、その辺りの自信が、実は危険なのだろう。常に酒への警戒を怠らず、初心を忘れず、断酒を決意した日の事を、毎日この時間に思い出している。
何があろうと、絶対に己の身体にアルコールを入れない。
これだけは、守る。
アル中脳は干乾びたままにしておかねばならぬ。
たぷたぷと、アルコールに脳が浮かんでいるアル中脳のおやじたちよ。
死ぬまで薬物アルコールを身体に注入し続けるのか、ここらで酒とおさらばするのか。
一度酒を断って、己の人生を篤と考えてみてはどうかな。
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