残暑が厳しい日だった。8月以来となるが、我が家ではエアコンが稼働した。
外気温が上がるに連れ、猫たち2匹の様子を見ていたかみさんが、
「ちぃちゃんとみぃちゃん、暑くてかわいそう!冷房入れるよ!」
と。
あの真夏の頃ほどの、耐え難い暑さというわけでもなく、暑い中にも秋を感じる日ではあった。
大学生の子供たちは二人とも、昼からアルバイトで不在。猫とかみさんと私は、エアコンの効いたリビングでのんびり。
昨日、夏を越えた話を書いたばかりなのに、夏がぶり返すとは・・・
ついでなので、夏を越えた後に来る断酒の危機について今日は書いてみよう。まあ、この話も何度も書いているので、以前書いたものの焼き直しになるけれど。
先ず、秋。
秋は何と言っても、食欲の秋。収穫の季節なので、何でもうまい。果物、野菜だけでなく、きのこ、魚、肉、何でもうまい。
かつての秋の食事を思い出せば分かることだが、そこには必ずアルコール飲料があったことだろう。
そうそう。何でもうまい秋の、断酒の落とし穴は、酒なしで食べることそのものである。特に酒を断って間もない時期は、酒がないと、片手落ちなのである。
救われるのは、コロナ禍にあって、外食を控えるムードが強いことだろうか。
人は兎角、周囲の状況に影響されやすい。食事に入った店で、周囲に酒を飲む人がいると、断酒している自分が惨めに思えてならなかったりするので。
秋が終わると、年末に向けて、クリスマスと忘年会が2年前までは、断酒の鬼門であった。
が、これも、コロナ禍によって、集まることそのものが敬遠されるようになり、酒席を避けたい私たち断酒人にとっては、好都合な状況になっている。
昨年から今年にかけては、年末だけでなく、一年を通して、アルコールがかならず登場する、出席せざるを得ない場と言うものが、ほぼ消滅してしまったのではないだろうか。
断酒したい人、断酒を始めたばかりの人は、この状況を大いに利用したら良い。
私の断酒初年度の苦痛は、どうしてもで断れない酒席であった。自分が断酒しているのに、隣でがばがば飲まれたり、断酒の理由をくどくど聞かれたり、それがイヤで、出なければならない酒席を片っ端から断ったものだった。
と言うわけで、例年ならば特に警戒が必要だった年末の集まりが、コロナ禍によって抑制されるので、今年の暮れは断酒人にとっては過ごし易いかもしれない。
ただ、ワクチン接種が進んでいるので、本当にそうなるのかは分からないが。
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