良く晴れた。やっと気候はカレンダーの日付と合ったものになって来た。
電車で気付いたのが、気温に対する感じ方の違い。
夏の頃のままの人、早くも冬支度の人、私のように薄手のパーカーを一枚追加しているだけの人。
同じ気温でも、寒い人、暑い人、薄着で平気な人、冬支度する人、寒くても半袖の人など、老若男女問わず、実に色々であることが、電車内で良く分かる。
気温に対しての、この感度の差は、断酒に対しても同じことだと思った。
そもそも、飲酒そのものに個人差がある。
大した量も飲んでいない人、毎日ではなくて週に1、2度深酒をしてしまう人、家では飲まずに外で大量に飲んでしまう人等、飲酒のパターンも人それぞれ。
と言うことは、全ての酒を断ちたい人、断ち始めた人が用いることの出来る万能な断酒のやり方や考え方などは存在しないわけである。
なので私は、断酒人を十把一絡げに扱ってしまうことは絶対にしない。
実際に、オフ会等で話してみると、断酒への態度にも温度差が感じられる。酒を飲まないことに決めたことは同じでも、断酒への思いは一人ひとり違う。
酒を好きなままで、飲みたい心を保ったまま、酒を断つ人もいる。私のように、酒を真っ向から否定し、酒を毛嫌いすることにより酒を断つ人もいる。
どれが良い悪いではなくて、断酒の温度差に応じて、酒を断つ人が自分に対してどういう思いで酒を断つのか、断酒のコンセプトが明確になっていれば、うまく行く。
酒を断ち始めた頃の心理状態も、断酒の温度差によって、実に様々だろうことは、想像に難くない。
死にそうに苦しい人、そこそこ我慢できる人、割と平気な自分に気付き不安になる人。一律に誰もが同じにならないのが、断酒であり、断酒の温度差と言える。
断酒に対してステレオタイプな考えしか持っていない人は、断酒がうまく行く確率が高くないだろう。
断酒はこうあらねばならない、と頑なにひとつの考えに固執する人は、他人の断酒も気になってしまう、どころか、過飲酒を続ける人に断酒を勧めたりする。
一方で、自分が酒を断つことに対して、過剰な不安を抱き、中々断酒に踏み切れない人もいる。
酒を飲む人に不安は少ないが、断とうとする人の不安はかなり大きいのだ。私の場合は、思い悩む前に、突然酒を断ったので、その日から暫く、断酒継続への不安がかなり大きかった。
だがしかし、私の経験から言わせて貰うと、断酒への不安は、柔軟な発想と実際の取り組みで掻き消えてしまう。
酒を沢山飲んで、冷や汗あぶら汗を掻くのか、酒を断って運動して、爽やかな良い汗を掻くのか、たった今自分で決めることが出来る。
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