自分が以前に書いたことながら、すっかり忘れていることが多々ある。
断酒後数年、私は酒(アルコール)による害悪の数々を徹底的に調べて、このブログに挙げて来た。整理したことはないけれど、アルコールが引き起こす病気だけでも、かなりの数を書いて来たはずだ。
先日アルコール依存症×2さんから、過去記事のリンク確認のコメントが入っていて、アルコールが筋肉を破壊することを思い出した。
筋肉と言えば、何度かここに書いているけれど、今年の7月の誕生日に始めた筋トレが、5ヶ月目に入った。
我が家の、ちょいと古い体組成計付きのデジタル体重計でも、体脂肪が減り、筋肉量が増えたことが分かる。体重は、運動開始前と殆ど変わっていない。
飲酒で破壊されるものは、筋肉の他に、家族の絆、仕事の信用、その他多くのものがある。それらは何れも、一朝一夕には築けない、長年のひた向きな努力が必要なものばかりだ。
過度の飲酒により、ごく短い時間で、それらは破壊されてしまう。修復するには、大前提として断酒が必要であり、更にもう一度こつこつとやり直して、相手にそれを認めてもらわなければならない。
筋肉でも同じことが言える。
筋肉がアルコールで破壊されてしまったならば、先ずは酒を断ち、それ以上の破壊の進行を食い止めねばならない。更には、運動をして、筋肉に必要な栄養を考えて、日々食事で補うことも重要だ。
飲酒で破壊されたものは、断酒で育むのだ。
何でもそうだが、破壊は一瞬で終わる。どんなに長い時間と労力をかけて設計され制作(製作)されたものでも、壊したり燃やしたりするのは一瞬である。巨大な建築物でさえ、ダイナマイトで一瞬にして崩壊する。
同じものをもう一度制作(製作)することを考えてみると、断酒してやり直すことの困難さが良く分かる。
断酒後の目標としては、以前と全く同じものを作るのではなくて、以前よりももっと良いものを目指さなければダメだ。やり直すなら、壊してしまった時よりも、高みに上ることだ。
飲酒による破壊は、いとも簡単でありながら、その壊れ具合は壊滅的である。夫婦であれば離婚が待っているかもしれない。家族であれば、崩壊が待っているかもしれない。
一度壊れたものを修復するには、断酒で育み、こつこつとひとつずつ失われたものを取り戻し、更にかつて以上のものを上乗せしてやらなければならない。
断酒で育むのには、相当の時間がかかる。それでも、断酒でコツコツを続けて行けば、きっと取り戻すことが出来る。
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