今年も、明日からの3日間を残すのみとなった。
元旦にはその年の長さを思い、大晦日にはその年の短さを思う。
あっと言う間だったのかな、今年も。気付けば、年の瀬だ。
正月にあちこちの部屋に飾ったカレンダーだが、それらのひと月ごとに捲り破る度に、ひと月の短さを実感し、もうそれが11回繰り返されたのだ。最後の月の12月は、破ることなく、新しいものと交換される。
もしも断酒とは無縁の生活をしていたとしたら、酒でやらかしたことを振り返り、悔いていたことだろう。何月の何日頃に飲み過ぎて、あれを失った、あの人を傷つけた、あんな怪我をした、ブタ箱に入った。。。とか。
今、元旦からをざっと振り返ってみても、そこに飲み物としての酒は出て来ない。酒絡みでは唯一、この断酒ブログを書き続けたことのみが、酒に関する成果である。私にとっての酒絡みは、成果であって失態ではない。
酒無しの生活の、なんと穏やかなこと。
酒有りの生活の、なんと不穏なことか。
酒は、人の生活にずかずかと土足で踏み込んで、荒らし回り、荒んだものに変えて行く。だが、口に入れさえしなければ、酒が土足で我が身体に上がり込むことも無い。
断酒によって、門前で酒をシャットアウトしていることのメリットは測り知れない。
世の中、29日くらいから休みの会社が多いのではないだろうか。
残り3日ともなれば、テレビ番組も、長尺の特別な企画のものばかり。大晦日に向けて、どんどんと盛り上がって行く。それらを酒を飲みながら見て、ゲラゲラ笑っている内に、酔い潰れ、今年も飲んだくれで終わって行く人も多いことだろう。
酒を飲んでいれば、酔っ払いひっくり返っている内に、いつの間にか2022年が明けている。
素面でカッと目を見開いていれば、2021年から2022年への切り替わりの瞬間も、きっと感じることが出来るだろう。
冷え込み厳しい年の暮れではあるが、心は落ち着き、充実しており、温かい。酒に頼る生活では有り得ない心境だと思う。
我が家で今年買った酒は、調味料として使う日本酒の2リットルの紙パックを、2~3本だった。他の酒には用が無いので、買うことも無かった。ワインは料理に使ってみたいと思っているけれど。
来年の今ごろを想像するなら、あと2カ月半程で、断酒10年を迎えることになるわけだなぁ。。。感慨深いものがある。
増々気を引き締めて、油断せずに断酒道を邁進して行こう。ちょっとした気の緩みから、酒が口に入り、元の飲んだくれに戻ることのないように。
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