今日は雨模様で、杉の花粉の飛散が少なくて、花粉シーズンに入ってから一番快適に過ごせた。
今日から、マスクの着用は個人の判断で、とのとても曖昧で責任を個人に押し付けるような政府からのお達し。
花粉の飛散も少ないことだし、私は一日中マスクを着けなかった。けれども、街を歩く人も、駅のホームでも、電車の中でも、マスク・マスク・マスク!であった。
さて、ある方から、昨日の記事にコメントが入っていた。
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断酒からホントに呑まない人になったことが、家族さんからわかる!すばらしいです。私は夫がまだ決心して?やめたり、わけがわからない、理由で呑んでしまったり、また反省したり、そんな繰り返しの10年余りを過ごし、諦めているようなかんじ。悲しいです。でも、呑兵衛さんだったのみすけさんを、奥様はよくぞ支えましたね!太っ腹なんだなあ。私は鬱になるような時もありながら、頑張って生きています。家族にアドバイスあれば教えてくださいませんか?
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家族へのアドバイス。これは、実はとても難しい。
以前、ブログに書いたこともあるし、オフ会で何人もの人に話したこともあるのだが、私の妻は、飲んだくれ時代の私に対して、
「お酒で失敗ばかりしてるんだから、もうお酒は飲まないで!」
「お願いだから、もう少しお酒を控えて下さい」
「底なしに飲むのはやめて!」
「酔っぱらって帰って来ないで!」
などなど、一度も言ったことがない。
妻本人は、酒を飲めない体質で、旦那が毎日泥酔するまで酒を飲むわけだから、本心では私に酒を飲んでほしくなかったはずだが、そんなことはおくびにも出さなかった。
彼女はいつも、ただ淡々と、私が泥酔してやらかした諸々の後始末をしてくれていた。私は申し訳ないと思いつつ、酒をやめようなどとは露ほども思わなかった。
それが、10年前のあの日、詳細は書けないけれども、私が泥酔してやらかしてしまったことの後始末を、今思い返すと、妻はただ淡々としていただけではなくて、その目に涙があって、とても悲しそうだった。
私は妻のその表情を見て、このまま飲んだくれていると、自分の家庭は崩壊してしまうことに気付き、その時に翻然と悔い改めて、酒を断つことにしたのだった。
断酒は、本人が心底酒を断とう、断ちたいと思うところから始まるので、例え家族と雖も、飲んだくれ本人の酒への思いを変えさせることは難しい。
かと言って、飲んだくれの言いなりになることも良くないわけで。
どうしたら飲んだくれ本人が気づくのだろうか。
気づいた本人の私ですら、どうしたら良いのかは正直なところ、分からない。
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