３月なのに、私の居住地では気温が２３度くらいまで上昇した。
薄曇りの空から、午後少し雨がぱらついたりしたけれど、すぐに止んだ。
卒業式などのイベントも終わり、あと１週間もすれば、我が家の二人の子供は、もう子供ではなくて、新社会人となる。
私の親としての務めも終わったようで、残りの人生は、妻と二人、慎ましくも楽しく生きていければいいかな、などと考えてみたり。
自分が親から離れて独り立ちした、４０年以上前の日を思い起こした。先は全く見えないけれど、兎に角前へと進んでみた、若き日。
うちの息子の独り立ちは、彼の親である私と妻が、それぞれ若き日に田舎から上京し独り立ちしているので、親として色々とアドバイスが出来て良かった。
私の時は、それこそ行き当たりばったりで、先ずは身体一つで上京し、それから住居を定め、みたいな感じで、今から思えば乱暴なやり方だった。
私の場合、断酒もいきなり始めたわけだが、乱暴なやり方だったのかもしれない。それでも、独り立ちした時もそうだったが、酒を飲まない生活をしつつ諸問題を解決して、前に進んだ。
決めたら、振り返らず前を向いて、ほんの少しずつで良いので、前進することだ。
・‥…━━☆《１０年前の今日》
１０年前の今日は、断酒１０日目。その正直な気持ちは・・・
今日は、断酒を始めてから一番キツイ。
一番キツイと書いている。酒は、コイン数枚でいとも簡単に手に入る。自動販売機もあるし、コンビニでも買うことが出来る。
ただ、自分の意志だけで、断酒を貫くことの困難さは、経験したものでないと分からぬ。飲酒を我慢して、脂汗が滴るような感覚。腹の奥底で蠢く飲酒の虫が、ざわざわと飲酒を欲しているような感覚。
この日は、酒を飲んでいない自分を客観視して、酒を飲まないことの効用をいくつも洗い出してみた。
そこで、お題目の「酒を飲まないことの効用」を考えてみて、自分を鼓舞することにした。
たったの断酒１０日目だけれど、振り返らず前を向いている！
・‥…━━☆☆☆
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