曇りがちながら、ほぼ一日天気は持った。夕方、少し降雨があった。
相変わらず世の中は、マスクだらけ。もう見慣れた光景ではあるけれど、それでも、鼻マスク、顎マスクの人を見かけると、吹き出してしまう。マスクの意味が分からない。
顎マスクと言えば、乗車した電車で見かけた光景で、気になったことがあるので書いてみる。
昼間の電車だったので空いていた。乗車しているのは、一両に数人だった。
私の近くに腰かけた80歳くらいの顎マスクの老人は、カバンの中から小さな焼酎のボトルを取り出しては、ちびちび飲んでいた。こちらまでアルコール臭が漂って来たので、その液体が酒であることは明白だ。
私はその老人を見て、そろそろこの世との別れが近付く年齢になっても、アルコール入りの液体を飲まずにはいられないなんて、なんて哀れなのだろうと思った。
もうひとつ似たようなことを思ったのは、駅の近くの禁煙地帯(条例で喫煙が禁止されている)で、眉間に皺を寄せてタバコをスパスパして悪臭を漂わせている、これも80歳くらいの老人を見た時だった。
あの年齢までタバコを吸い続けると、もう空気と同じで、無いと生きて行けないのだろう。
そこで、5・7・5を作ってみたわけ。
『死ぬ日まで 酒とタバコに しがみつく』(しぬひまで さけとたばこに しがみつく)
死を迎える日まで、酒とタバコにしがみついて生きているなんて、やだやだ。私は酒もタバコもやめて縁を切って本当に良かった。
断酒して間もない、まだ酒に未練があった頃、私は死ぬ時には断酒をやめて、たらふく、浴びるように酒を飲んで死んで行きたいと真剣に考えたものだった。
ところが今や、死ぬ間際にそんなバカバカしい行為をしたいなどとは全く思わぬ。寧ろ、ド・シラフのクリアな頭で、従容として死を受け入れて、あちらの世界に行きたい。
・‥…━━☆《10年前の今日》
この10年前の記事、読み返してみて、思わずニタニタしてしまった。これを書いた時のほうが、過去の記憶は鮮明だったようだ。読みつつこの友人Aの失態を思い出した。
私が25歳くらい、友人Aが29歳くらいだった。酒の失態のこともあるけれど、この頃がとても懐かしい。
今では、自分の息子が、この当時の私と同じ年齢である。随分と時間が経過したものだなあ。
・‥…━━☆☆☆
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