曇天の一日で、ほんの少し降雨もあった。
気温は快適な範囲なのに、湿度がもの凄く高くて、ベタベタと肌に水が付着するような感じ。じと~っと汗が滴る。
全身毛だらけの猫にとっては、過ごし辛いだろうなあ、床にぺたりと張り付くニャンズを見て思った。
さて、もう四半世紀の付き合いになる、知人のAさんが、必要に迫られて料理を始め、悪戦苦闘していることは以前に書いた。あれからまだ2か月ちょっとかな。
最近連絡があって、ネットで色んなレシピを参考にしつつも、覚えていられないので、EXCElに整理しているそうで、もう60種類くらいはストックしたとのこと。
ただ、レシピの通りにやっても、すんなりと出来上がるものではなくて、失敗が多いとぼやいている。
最近の失敗としては、オムレツを作っていて、皿に載せるのに、フライパンに皿を被せてひっくり返す技を試みたが、皿が小さ過ぎてオムレツが落ちて床に飛び散ってしまったとか...鯖を一尾買って来て、照り焼きを作ったのだが、骨がこんなにもあるのを知らなくて、出来上がって食べるのに苦労したとか...
私は、小学生の頃から料理に興味があって、台所で母親の手伝いなどしていた。なので、料理の基礎は母親に教わったわけで、もうかれこれ50年近く自分や家族で食べるものを作って来た。
作る量も、1人分なのか家族分(2~5人?)なのかによって、具材の量、火加減、調味料の分量、調理時間などが変わってくる。この辺りは、経験と勘がものを言う。
Aさんが料理を始めて2カ月ちょっとで、日々奮闘しているわけだが、慣れるまでまだまだ修行が必要だろうと思う。
けれども、Aさんの奥様は根っから料理をする気が無くて、家族の中で自分がやるしかない状態なので、これからも必要に迫られて、家族の胃袋を満たす料理をAさんが作り続けなければならない。
ポイントは、必要に迫られる状態にある時、自分がやらざるを得ないところ。これが、断酒でも言えるところ。
私が酒をやめたのも、必要に迫られたからであった。酒を飲み続ける選択肢は、我が人生の終わりを示していたのを知ったあの日、酒を断つ他なかった。
今日も、Aさんには私の出来る範囲で料理に関してのアドバイスを送った。少しずつ少しずつ、毎日のことである家族の食事の調理を通して、Aさんは料理に熟達して行くと思われる。
食事は人間にとって毎日のことなので、Aさんは休むことなく毎日料理修行を行う。
たまには外食とか、出来合いの物を持ち帰るとか、ウーバーイーツとかで手抜きをすることも良いだろう。
Aさんの今後を温かく見守って行こうと思っている。
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